サイエンスZERO シリーズ原発事故(14)放射性ストロンチウムをつかまえろ

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この番組のまとめ

廃炉に立ち塞がるストロンチウム問題をどう解決していくのか。 今 問題になってるのは ストロンチウム90と呼ばれる物質なんですね。 それに代わって 今 問題となっていますのは ストロンチウムでこのストロンチウムをいかに除去をするかという事が今 汚染水問題の課題となっています。 このストロンチウムはセシウムなどに比べて非常に扱いにくいという性質を持っているんですね。 さまざまな物質が混ざって重なったグラフなのでこのグラフを見てもストロンチウム90からどれくらい ベータ線が出てるかというのは分からないんですよ。

そもそも ストロンチウム90はそのため ベータ線を測定しようとする間にもイットリウムの量が刻一刻と増えベータ線の量も増え続けるのです。 そこでストロンチウムから生まれるイットリウムが一定の量に安定するまで2週間放置しなければなりません。 そのためには やはりその中に含まれている放射性物質 ストロンチウムを含めて早く その濃度なりを特定して対策を立てなきゃいけない。 作業開始から 僅か30分程度でストロンチウムの量を測定できます。

さて ここからは 見えない放射性物質を取り除く技術について見ていきたいと思います。 稼働率が思った以上に上がらなかったってありましたけどどうして 予想どおりの性能が発揮できないんですかね?ストロンチウムをはじめとして…全部 化学的性質が違うのでそれぞれに合わせてやるというのはすごく至難の業なんですよね。 放射性物質を取り除くのは立ち並ぶ吸着塔と呼ばれる部分です。 この中を汚染水が通過する時吸着剤が 汚染水に含まれる放射性物質の一部を捉えます。