NHK俳句 題「風信子(ひやしんす)」

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この番組のまとめ

今日はですね この方俳優の金井勇太さんにお越し頂きました。 金井さんは去年 放送されました連続テレビ小説の「花子とアン」でこちらですねももの夫役 絵描きさんの役を演じていらっしゃいました。 何でしょう?15年ぐらい前に 山田洋次監督に「あなた セリフをしゃべる時はあいうえおの『あ』という言葉を大切にしなさい」と。 「芝居の話は それからだ」というふうに言われた事を意識しましてその「あ」という言葉をきれいに話す事によって「花子とアン」の世界観を崩さないようにっていうのはすごく意識しましたね。

今の つつじの句でしたけども今日の風信子は どうですか?昔 栽培したりした事は?そうですね。 僕は これ結構 気になりまして結構 現代って時計を見る時って時間に追われている場合がすごく多いなと思ったんですね。 この時計が生きいきとするっていう感受性と「風信子」を取り合わせるその気持ちよさにすごく感動しましたね。 風信子は屋内にいて時計も屋内だと思うんですね。 鏡って やはり映像表現にしても結構 取り扱いに テクニックが必要なものだと思うんですよね。

どうですか?「心はいつも 二人称」というのと「ヒヤシンス」の取り合わせっていうのはどう解釈したら いいんですか?やはり ヒヤシンスは どちらかというとロマンチックな印象のある花ですから「二人称」と言うからには「あなた」っていうかな?そういう花でもあるという事ですかね?そういう花なんでしょうね。 そこで ヒヤシンスだけがそこにあるというね。 これは 自分の心情を描くという事ではなくて風信子そのものを描写したような句ですね。

「ヒヤシンス」を一番最後に置きます。 そうしますと 「花ことばらしく咲きけり ヒヤシンス」となりますね。 朝 家を出た時にちょっと風が強い日が何日か続いたりするとただ 「ヒヤシンス」という兼題 季語の場合は例えで使ってしまいますと季語ではなくなっちゃうんですね。 ですから語順を ちょっと変えてみて「ヒヤシンスほどに 春待つ風の中」とかね。