千葉県の72歳伊藤志津子さんの作品です。 世話をしてくれる優しい女の人ぐらいに思っているのかも…」とご主人の事を詠んだ伊藤志津子さんですね。 伊藤志津子さん会場に お見えになっています。 志津子と呼んでほしいご主人 憲冶さんは 今どういう ご様子なんでしょうか?去年の夏から 大たい骨骨折腰痛圧迫骨折で入退院を繰り返しているうちにだんだん 歩けなくなりましてそして認知症の方も進んできましてもう 1月の中頃から老人ホームに預かってもらってます。
伊藤志津子さん お隣のお嬢さんもどうも ありがとうございました。 「指を触れ その指自分の」って言うんだから短歌っていうのは 語句31音だからリズムなんですよね。 リズムをとらせるのに 口口と 指指とこれが うまく出たから非常に 介護短歌にしたら珍しく軽快な…。 続いての短歌を紹介します。 この短歌 どういう思いで?実は 父が昨年7月16日に亡くなったんですけれども2か月ぐらいしてから女房が「定期券 どうしようかな…」とその時に初めて女房の覚悟っていうんですか…ちょっと 大げさに言うとそうなんですけど。
これ 困って介護定期っていうのがあって本当は 非常に堅い歌になるんだけどならなかったのは4個目の「有りそで無いのが」って言うんだ。 三重県からお越しの71歳三井日那子さんの作品です。 複雑な心境です」という三井日那子さん。 もし 私が認知になった時にどれほど不安だろうかとか指の間から こぼれていくようにもう 漏れていく記憶に対する焦燥感とか不安感。 三井日那子さんどうも ありがとうございました。
今日も車椅子でね。 東京都からお越しの72歳岩節子さんの作品です。 岩節子さんどうも ありがとうございます。 いや~ フランス映画に出てくるジャン・ギャバンじゃないけども。 それで 先生には「延命治療はしないでくれ」ってそう言いました。 だから 延命治療なしで本当に痛み止めだけ。 もう本当に 死を受け入れられて覚悟をなさったんだと思うんですね。 自分は 肉体が消えるけど残された奥様の事を岩節子さん 天国のご主人にも是非 報告して下さい。