白熱教室海外版 リーダーシップ白熱教室 第1回「リーダーシップとは何だ?」

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この番組のまとめ

ハーバード ケネディスクールで人気教授が行うリーダーシップについての特別ワークショップです。 以来 現代までこの大学で議論されてきた政治 経済 哲学はその大学院の一つ ケネディスクールは「Public Policy」公共政策を課題の中心として世界のリーダーたりうる人材を送り出してきました。 そのケネディスクールで 30年にわたり「真のリーダーシップとは何か」という問いに迫り続けてきたのがそこに 今 誰にも求められるのがリーダーシップを発揮し人々の英知と責任感を 一つにして立ち向かう行動だと言います。

君は 信頼を得るにはどうやってその分野の専門家になったかを説明すればいい。 どうやったら君を知る事ができる?さっき 出身を聞いてシアトルだと分かったけどまた 違う質問をすべきかな?医者だって事も教えてくれて既に 多くの情報を話してくれたわけだけど君の先祖はヨーロッパ以外からだよね?ええ 僕はインド人でワシントン州のシアトルに住んでいます。 それでは 私はワークショップでの決まり事基本原則やみんなに共有してほしい価値観それを説明すれば君の信頼を得る事ができるのかな?はい 私は そう思います。

彼女に 共感できる人はいるかな?今 サプナが話してくれた困難な状況に対して自分の地域も そうだと共感できる人は?私は パキスタンから来ました。 パキスタンは もともとが家父長制社会ですから女性は 従属的な役割を担うと考えられていて「ジェンダーロール」 男女の性別による役割が決められています。 ネパールでは どうかは分かりませんがパキスタンでは 女性への議席の割り当ては 僅か11%。 僕自身は違いますけど軍隊での経験では 女性指揮官に対して 抵抗がありました。

でも NGOでは 日々の 週ごとの1年ごとに開かれるミーティングで問題点を取り上げオープンに 民主的に議論します。 君が アメリカ人女性に対してするアドバイスはパキスタン人女性に対しては同じ事にはなりません。 リーダーシップを考える時に混乱を引き起こす要因は人々が リーダーシップを「権威」と同一視している事でした。 単に 権威と影響力がある立場にいるからといって混乱しつつも「リーダーシップ」と「権威」との区別を明確にしようと研究してきた。

社会的な生き物 人間でも集団生活を営む動物でもこの関係を築かない生き物は一つもいない。 異性と つがう時に出会うだけで子供が生まれる時も自分 独りで孵化し集団生活を 単独で生活するよりも利点があるふうにするにはどうしたら いいのだろうか?その課題は 権力関係を作り出す事で 事実上 解決された。 ただ 権力関係の構造自体は人間の生活にとって基盤となるものなんだ。 「経験 experience」という言葉は「専門知識 expertise」と語源が同じなんだ。

ヒョウが狙うのは 群れからはぐれた個体だけだからヒョウに対しては群れが 円形に まとまるのは非常に効果的な 防御の方法だ。 その機能において集団の中の優先順位 支配構造秩序を維持する事。 サプナの言葉を借りれば 対立をコントロールするための メカニズムが必要だ。 その手段が すなわち支配的な個体が介入し行動を規制する事。 個体が その文化を守らず対立が生じた場合は支配的な個体が介入して秩序を取り戻す。 人間も チンパンジーやゴリラと同様方向性を指示されたいと願う生き物だ。

しかし 真の権威とは より重要で本質的な権力の源とは「非公式の権威」の中にある。 リーダーシップは権威とは違うものだと認識するようになってから私たちは 何世代にもわたり特に 世間から注目を浴びる事なしにリーダーシップを発揮し続けている大勢の人々に光を当てる事ができるように なってきている。 動物の社会でも 人間の社会でも注目は 支配力に沿って流れる。 君が 権力のある地位に就いていなければどんなふうに リーダーシップを発揮しているか 知る事は難しい。