サイエンスZERO「がんも!老化も!?生命を操る マイクロRNA」

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この番組のまとめ

そうなんですね DNAの中でもだけど メッセンジャーRNAに比べるとだいぶ 短いですよね。 これは 何をしてるんですか?マイクロRNAは 働く時にメッセンジャーRNAに くっつきます。 どういう事かというとゼブラフィッシュの受精卵ではまず最初は 母親が残したメッセンジャーRNAから タンパク質を作ります。 お母さん由来のメッセンジャーRNAをマイクロRNAが ぴったりくっついて止める事で成長が ちゃんとできるようになってるんですね。

先ほど 例にあったゼブラフィッシュのマイクロRNA430。 更に マイクロRNAは私たちが気になる老化にも大きく関わっている事が分かってきました。 田原さんは 老化にもマイクロRNAが関係しているのではないかと考え研究を進めました。 田原さんは若い細胞と老化した細胞で含まれるマイクロRNAに違いがないか 調べてみました。 線維芽細胞に含まれるマイクロRNAは およそ1,000種類。 マイクロRNAのせいでたった3日で老化したのです。

マイクロRNAを投与しないと大腸がんの細胞は急激に増殖します。 実は がんになるとそのがんに特有のマイクロRNAがその患者さんの血液中に出てきます。 これは 縦軸に ある患者さんの血液中のマイクロRNAの量を正常のレベルに戻るんですね。 残念ながら また再発をするといった場合にはこの同じマイクロRNAが また その患者さんの血液中に出てくると。 つまり 血液中のマイクロRNAを見るだけでその患者さんの体の中でこのがんが どういった振る舞いをしているかそれが 手に取るように分かる。