100分de名著 フランケンシュタイン 第4回「“怪物”とは何か?」

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この番組のまとめ

「100分de名著」 司会の…さあ メアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」前回はヴィクター その科学者のその捨てぜりふがこちらでございます。 宿に着いたヴィクターはエリザベスを一人 部屋に残し怪物が どこにいるか捜し回ります。 ここまでヴィクター・フランケンシュタインにとってほんとに大切な人たちが次々 怪物の手によって殺められていくわけなんですけどちょっと こちら ご覧下さい。 エリザベスを殺されて復讐の鬼となったヴィクターは怪物を追って北極に近い海まで流れ着きウォルトンの船で命を落とす事になります。

先生 他にはどういう解釈があるんでしょう?先ほどの精神分析的な解釈では怪物は 自我の内なる存在というそういう見方をしますけども物語の時代背景から作品を読み解くとまた 違った怪物像が表れていくと思うんですけども。 物語の背景 そしてこの「フランケンシュタイン」という作品が生まれた時代について知っておきたい事をまとめました。

メアリ・シェリーなんですけどもこれは なかなか「失楽園」を思わせる 怪物の言葉ですね。 そうですね この子供の立場から見ると 親の虐待であるとかネグレクトなんかいうのはこの怪物が ヴィクターから受けた無情で 無責任な態度と同じだという事になりますし逆に 親の立場から見ますと子供というのは自分が生んだものでありながら制御できないもので時には 自分に刃向ってきたり重い責任を負わせるある意味で怪物的な存在であると。