40秒 無酸素で動いてテニスのポイント間の20秒 休憩。 全日本ジュニア選抜室内関東予選のドローだ。 ジュニアテニス界において全日本ジュニアが夏の甲子園なら全日本ジュニア選抜室内は春のセンバツにあたる。 都道府県予選は なく各地のジュニアランキング上位32名が地区予選に選抜される。 え~?関東地区予選からはベスト8進出者に全日本ジュニア選抜室内本戦への出場権が与えられるからな。 シード上位は全日本ジュニアに出てた人か…。
あの冷静な難波江君らしくないテニス。 技術的にも 身体的にも池には及んじゃいないがスタイル全体 特に 強引なアプローチなんかは よく似ている。 これが 本当の難波江君のプレースタイル?だったら 何で最初からそれで戦わないんだ…?ん? …まさか。 当然 タクマも 池の事は乗り越えていたからなんとか セカンドセットは取り返したがファイナルセットは セカンドの無理がたたりタクマの疲労は 見え見えだった。 心の声オールAを目指しながら相手に合わせて変化する難波江君のテニス…。
難波江君には俺のデータが ほぼ無い状態。 ポイントが取れてるのは単に 難波江君が想定する以上のテニスをしてるってだけ。 今 俺のデータが1ポイントずつ難波江君に蓄積されていくのは避けられない。 もう アニキのブレイクポイント。 心の声ここまでの難波江君はどちらかと言えば ディフェンシブ…。 難波江君は 俺をどう分析してるんだろう…。 そう考えたら オールAを目指す難波江君のテニスって俺の理想型でもあるよな。 となると…俺は 難波江君に勝る何かがないと勝てない気がする…。