さあ 第２回まで読み解いてきました「アンネの日記」ですけれども実は 「アンネの日記」には３つのバージョンがあるという事なのですがこちらを ご覧頂きましょう。 実は その間といいますかアンネ自身も編集をしていたんですね 日記を。 歴史的資料として 広く集めたいという呼びかけがありましてそれを聞いたアンネが自分の日記も 是非ね世の中の人に見てもらいたいと思って 清書するんですね。 お父さんが亡くなりましてアンネの全ての原稿がオランダ国立戦時資料研究所に委ねられて公のものになったんですね。
ある日 ペーターの飼っているモッフィーという猫についていいかいこれが 雄の生殖器だ。 もともとね好奇心旺盛な女の子ですから隠れ家に来る前にも女の子の友達とこんなふうに 性の問題に真正面から向かい合ってたという事もやっぱり 未来を信じていたからなんでしょうね。 そういう大人の自分に早く会いたいっていうね何か そういう気持ちがこのカットされていた３割の中に…と完全否定されているところから。
ですから ペーターが抱えてた孤独というのがねまた アンネとは違う種類のねこの世代の男の子特有の彼の人生にとって 本当に輝かしいものであったはずだ。 きっと モッフィーの背中をなでている時とは違うアンネの髪をなでてる時の彼の喜びっていうのがねどれほどのものだったかという事を今は もう死者となってしまったペーターの人生を振り返って読む読者としてはね その彼の人生のきらめきを 十分に「自分が なにを求めているかも知っていますし目標も 自分なりの意見も 信仰も愛も持っています」。