モーガン・フリーマン 時空を超えて 第2回「死後の世界はあるのか?」

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この番組のまとめ

祖母は なぜ突然いなくなってしまったのか?永遠に逝ってしまったのか?それとも 祖母の魂はどこかで生き続けているのか?脳神経外科医のエベン・アレグザンダーはハーバード大学の医学部で多くの手術を手がけてきました。 脳死に近い状態になってから7日後アレグザンダーは奇跡的に昏睡から目覚め1か月後には回復しました。 臨死体験をした多くの人々がアレグザンダーと よく似た証言をしています。 私の体験を 神経科学の立場から説明するのは困難です。

臨死体験者の証言とよく似ていますが重要な事が欠けていました。 パイロットたちは 臨死体験者と同じような体験をしました。 考える事などできないはずの脳がなぜ 複雑な思考をし臨死体験とは 命の ともし火が消えようとする時に見る最後の夢なのでしょうか?それとも 死の先に何かがある事を示す しるしなのでしょうか?真実を知るためには「魂」とは何なのかを科学的に解明する必要があります。 ハメロフたちはあるマイクロチューブルで起きた変化が離れた場所にある別のマイクロチューブルに影響を及ぼす可能性があると考えました。

ある科学者が脳の活動パターンによって意識の謎に迫ろうとしているのです。 脳は 自分が人間である事を自己認識し多くの人は 脳に意識が宿っていると考えています。 神経科学者のジュリオ・トノーニは意識を失った状態で「夢を見ない眠りにつくと消えるもの」です。 しかし 意識が無くなっても脳の中のニューロンは目が覚めている時と同じように活発な状態にあります。 脳が活発な状態にありながら意識を無くすとはトノーニは それを測定する事で意識の謎に迫りました。 明らかに意識がある状態です。

意識の根源を見つけ出す方法はあるのでしょうか?そして 自己を認識する事と魂は同じものなのでしょうか?魂とは何でしょうか?エネルギーでしょうか?触れるのでしょうか?そして重さはあるのでしょうか?1907年アメリカの医師 ダンカン・マクドゥーガルは魂の重さは 21グラムだという説を発表しました。 人間の本質は 一つ一つの原子や細胞とは無関係でニューロンのネットワークの状態がその人物を作り上げているとコッホは考えています。

現代のコンピューターで シミュレーション可能などんなものよりもはるかに複雑です。 神経工学者のスティーヴ・ポッターは培養皿の電極はニューロンの活動を記録したり刺激を与えたりする装置とつながっています。 その電極は コンピューターを介して小型のロボットにもつながれているためロボットは 半分生きたニューロンで出来た人工頭脳を持つ事になります。 別の生物のニューロンを使い更に複雑なシステムを作り上げれば人間に近い意識を生み出す事も可能だと思います。