佐佐木幸綱さんの題は「写真」または自由でした。 写真をなくすと現代生活が もうないぐらいどうですか?「写真」という題でね写真を むしろ相対化して絵の時代の方が長かったんだよというふうな言い方をしています。 写真家の観点からはどうでしょう?これを撮った人にとって褒め言葉が並んでるわけですからね。 風さえって風は 見えないものなんですがそれを写しているというのを見届けている歌ですからねやっぱり 写真が面白い理由の一つの中に見えないものも写るというところがあるのでそれを これはよく表現していると思いますね。
たくさんの作品を今回 拝見しましたけどねそういう中で 昔の写真の撮り手の心を想像する撮り手のモチーフを想像するという作品はこれだけだったように思います。 今回 たくさんの作品の中で過去形 完了形を ちょっと誤って使っているのがあったのでちょっと気になりましたのでねそこを注意して頂くといいと思います。 これはね 「写真」が出てくる短歌としては「写真日和」という言葉も珍しいですよね。
こちらは 今から28年前の作品で佐佐木さんに憧れて短歌を始めたそうですが連載開始から 1987年当時は歌人デビューしたばかりの24歳。 佐佐木先生俵さんに お伝えになった事はたくさんあると思うんですけれども。 お電話で使っていいよとおっしゃったんですか?それは 言ったかもしれないですけど あの時ね ほんとにそれは 佐佐木さんもご存じだと思うんだけど短歌って わりとそんなに注目されてるメディアじゃなかったんですね。