日曜美術館「女神の瞳に秘めた謎~ルネサンスの巨人・ボッティチェリ〜」

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この番組のまとめ

それは ルネサンスという美の革命に挑んだボッティチェリの挑戦でした。 必ず どこかで見た事のある絵だと思うんですけれども東京・渋谷で 今「ボッティチェリとルネサンス」と題した展覧会が開かれています。 これは マリアが 我が子でありながら我が子ではないボッティチェリが生涯を送ったイタリアフィレンツェ。 そして メランコリックな表情はボッティチェリの絵画を読み解く重要な暗号になっています。 ボッティチェリは 1445年ごろ皮なめし職人の四男としてこれは 師匠のリッピが描いた聖母子像。

ボッティチェリは この まなざしにとても こだわって人物の性格や個性を強く出そうとしているんです。 それが ボッティチェリの独特のところだと思いましたね。 表情の背景の中に ボッティチェリがどのような事を意図してウラノスが 気に入らない子供を始末していくんですね。 実は これが ボッティチェリらしい一つの特徴になっていて。 ボッティチェリの顔の描き方というのは口の端とか 目とかを上げたり下げたりするという事で心を表現するのではなくて顔だけ見るとどちらかというと無表情ですね。

「春」に描かれた女神たちにボッティチェリの野心が見てとれると言う人がいます。 それまでが女性が女性でないというかしかし それを描いたボッティチェリにはこんな一面も。 それが 非常にうまく仕上がっているので誰もが この顔を見た時に特に目ですね 目を見た時にボッティチェリの後半生は苦難に満ちたものでした。 ボッティチェリは その様子を壁画に描くよう命じられました。 ボッティチェリは大きな支えを失いましたが書物や絵画などを焼き払います。