100分de名著 ブッダ 最期のことば 第4回「弟子たちへの遺言」

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この番組のまとめ

ブッダの遺言の書とも言える「涅槃経」。 ♪~「100分de名著」 司会の…さて今月は ブッダの最期の言葉を記した「涅槃経」。 そして そのブッダが言い残した言葉によって仏教という一つのこの宗教システムがどのように その後長く維持されていったのかという その秘密ですねそういうお話もしたいと思っております。 さあ では いよいよブッダの死涅槃直前の様子についてご覧下さい。 ブッダは 大勢の弟子たちと共にそして 2本の沙羅の木の間沙羅双樹の下に静かに横たわり何か こう 遺言といいますか最期の言葉っぽいですね。

僧侶の組織であるサンガの修行者たちに上下関係をはっきりさせなさいと命じたのです。 「上下関係」といっても能力主義ではなく年功序列を意味していました。 サンガ内で能力主義を取り入れると権力闘争が起こってしまいます。 なぜ こんな上下関係が必要かというとこれは 単に座る時の席順がスムーズに決まるとかあるいは物を分配する時に 上の人から順番に配っていくとかそういう サンガの運営の中での序列にすぎないんです。 そうしますと…ですから サンガの中では 絶対に権力闘争が起こらないんです。

ブッダの死後まだ煩悩がある弟子たちは「あまりにも早くお亡くなりになった」と泣き叫び煩悩から離れた弟子たちは「この世は諸行無常だ」と泣きたい気持ちを我慢していました。 だから 弟子は これを読んで…ここから 先生何を読み取られますか?ブッダが 生の総決算としての死に向かっていく姿を語ります。 何か今 こう 世の中ちょっとエンディングノートを書きましょうみたいなあるじゃないですか。