白熱教室海外版 ハリウッド白熱教室(2)ビジュアルデザイン 映画は見た目

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この番組のまとめ

第2回の講義で取り上げる テーマは映画の…「ビジュアルデザイン」とは 何だろうか?スタジオセットの場合もあれば屋外のロケ地でのものもある。 いずれの作品も ビジュアルデザインがとても 効果的に使われている。 ビジュアルデザインにおいて重要な事は何か。 映画の ビジュアルデザインにおける重要な要素をこの言葉から学ぶ事ができるからだ。 「フォトス」と「グラファイン」という2つのギリシャ語で出来ている。

さて ハリウッドでは その初期から「三点照明」を基本にし今も 応用を加えながら使われ続けている。 2つ目は「フィルライト」と呼ばれる。 もちろん フィルライトも使うのでディテールは 失われない。 いや~ それはフィルライトで防いでいる。 フィルライトで 前からも照らす。 では 逆光を 絵画に用いて立体的に表現した有名な画家を知ってるかい?こうした 照明の使い方をその画家の名前で呼ぶ事もある。 フィルライトも使うが光の大半は 下から当てる。

例えば 君が 恋人と散歩をするとしたらどの時間帯は避けるべきだろうか?え~と…。 恋人を 散歩に誘ってもいい時間帯は 2つだけだ。 その時間帯は 空に 光が反射して君は 間接光に照らされるんだ。 イルザは イングリッド・バーグマン。 ラズロと イングリッド・バーグマンが店の外に出たシーンでちょうど影の中に入っていきました。 誰か気付いた人は?確かに そのシーンも そうなんだがでも カフェーの中でも明るい光の中に特徴的な影が なかったかい?リックが立ち上がって 話すシーンを思い出してほしい。

監督もカメラマンも 画面上で対立や衝突が生まれる度に観客の目が そちらに向く事を知っている。 では 君の主役は 誰だろう?紫と青の間には大した コントラストはない。 私も 彼女が目立つと思いますが理由は 彼女の服に色の差がないからです。 つまり コントラストがあるから彼女が目立つんじゃなくてコントラストが ないからだ。 注目を集めたいならコントラストのある服を着させるんだ。 監督は元舞台美術デザイナーの ビンセント・ミネリ。

何の博覧会かというと1904年の セントルイス万博だ。 ビジュアルデザインには もう一つ登場人物の世界を形づくるという役割もある。 私は まだ 生まれていないし1904年に セントルイスがどんな場所だったのかリビングルームで 2人の姉妹先ほどの ジュディ・ガーランドともう一人は ルシル・ブレマーが演じる姉 ローズが登場し2人は博覧会を 心待ちにしている。

「カサブランカ」は 白黒映画だ。 白黒映画と カラー映画ではどちらが より本物に近く私たちの感覚に リアルに訴えかけまず どんな カラーシステムを使っても現実の色を正確に再現する事はできない。 一方 白黒映画の場合真っ黒から 真っ白の間には微妙な色の濃淡が たくさんある。 ドラマチックな表現なのだろうか?「サンセット大通り」や「カサブランカ」のような白黒映画かそれとも カラー映画なのだろうか?誰から始めよう?これは 引っ掛け問題ですか?ジャック 面白い事を聞くね。