日本の話芸 落語「茶の湯」

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この番組のまとめ

でも 初めて生で聴いたら「あっ こんなに楽しかったのか」と思って 好きになってやってるうちに だんだん…いったら 趣味が高じてまあね 噺家になってからインタビュー受けましてね。 いろいろ 落語の話をしてる最後に「そういえば 昇太さんは趣味は何ですか?」って言われたんです。 そこで 「僕 趣味 落語です」っていうふうに答えかけて趣味を仕事にしちゃったからちょっと 何か 新しい趣味見つけなきゃいけないなところがね 趣味が やっぱりね…僕と おんなじですよ。

そういう人が一番 手を伸ばしやすいのがカメラなんだそうですね。 若い頃カメラ 高級品じゃないですか。 ところが 時代を経てカメラも買いやすくなってますし今 デジタルカメラですからそんな高いもんじゃありませんよ。 若い頃 一生懸命仕事を致しまして年を取ったから 隠居をしよう。 「定吉や。 定吉。 定吉や!うん? 定吉や!?定吉! 定吉や! 定…」。 隣のお嬢さんなんてね自分に爪がついてんのにそこに 爪をつけまして板んとこに 糸 張ったやつをバラバラ バラバラ ひっかいてました」。

釜の下んとこに炭を投げ入れまして渋団扇でもってバタバタ バタバタ あおぎ始める。 もう グラグラ グラグラ煮えたぎってます」。 そこの ほら 茶碗 取りなさい。 その茶碗 取りなさい」。 「え? どれですか?この大きいのでございますか?これ 名前 何ていうんですか?」。 「用意する時があった時困りますから 名前教えて下さい」。 これは 大きい茶碗だろ。 だから これは熊茶碗という。 横の中くらいのが犬茶碗。 一番小さいのは猫茶碗だ。 贅沢な小僧だ お前。

お豆腐屋さんと仕事師の鳶頭と手習いの先生いますからあの3人 呼びましょうよ!お願いですから手紙書いて下さい!」。 自分一人でもって茶の湯を受け持つとか嫌なもんですから手紙を書いてもらうと それを「はあ~」ってんで三軒長屋へ配って回る。 うちばかりじゃないんだろう?三軒長屋みんなほら 配ってたんだからさ隣の ほら 仕事師の鳶頭若い者 何人も使ってるぐらいなんだからあの ほら 鳶頭だったら飲みようぐらいだったら分かるんじゃないのかい?先に飲んでもらってお前さん 見よう見まねで後から飲みゃいいんだから」。

「ちょちょちょ… いや うちもそうなんでございます!じゃあじゃあ…いかがでございましょう? 隣手習いの先生でございますよ。 子どもたちから先生 先生といってものを教えてる。 私らだって 先生と呼んでるんでございますよ。 先生と呼ばれる方ですから飲みようぐらいだったら分かるんじゃないでしょうか。 先生に先に飲んで頂いて私たちはそれを見て 飲んでしまえば…」。 「先生 いますか? 先生 先生…」。