白熱教室海外版 ハリウッド白熱教室(5)音響効果 世界は音でできている

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この番組のまとめ

映画産業に進みます。 キャスパー教授は 学生だけでなく映画産業を目指す人実際に 携っている人に向けて全5回の特別講義を用意しました。 いくつもの名作映画を題材にハリウッドの 音のテクニックを解明します。 キャスパー教授にとって講義は 映画と同じ!楽しくなければ意味はありません。 実際 ビリー・ワイルダー監督の「サンセット大通り」でもかつて 映画は 世界中の視線をくぎづけにしていた。 では 映画のサウンドデザインについて具体的に見ていこう。 まず 最初は映画音楽についてだ。

さて 映画の中の音で音楽や 効果音に匹敵するほどの創造性を備えながらあまり 注目が払われていない要素がある。 それは 時として映画の クライマックスを表現するために使われる事さえある。 映画では 映像と音の因果関係を断ち切る事ができる。 列車が トンネルを走る映像を使うからといって図書館員のマリアンのうわさ話をするシーンを思い出して。 女性たちが 図書館員マリアンのうわさ話をしているが聞こえてくるのはニワトリが鳴いている声だ。 それは一番最初の映像ではない。

そして 丘の上には いよいよジュリー・アンドリュースが登場して音だけで 映画の1つの場面冒頭のシークエンスを作る事が できるんだ。 スタンリー・キューブリックの作品「博士の異常な愛情」はみんな 見た事は あるだろうか?キューブリック監督は映画のラストで 世界を爆発させる。 では 続いては 「サウンドミックス」。 通常 1時間半ぐらいの映画で超大作でもない場合どの音を 一番大きくしてどれを 一番小さくするか。

それが サウンドミックスの優先順位だ。 ところが同じ映像でもサウンドミックスの違いによって別の解釈が生まれる。 馬が 芝を走っている音だったら?次が ロマンチックな音楽で最後に アンナと夫の話はセリフが聞き取れないほどかすかな音量しか聞こえないとしよう。 このサウンドミックスは 最初と比べてどんな意味が生まれただろうか?彼女は…。 では 後の場合の サウンドミックスは?映像の意味を 変える事ができるという事だ。

君たちは 映画の中で歌のシーンが登場すると「今のうちに トイレにでも行っておこう」と油断してないだろうか?歌のシーンでは 物語の進行や登場人物の描写が中断するからその例として今から見てもらうのはヒッチコックの1956年の作品「知りすぎていた男」のすると 大使館に監禁されていた息子の耳にも 歌声が届く。 私は ヒッチコックの研究者で家族とも親しくヒッチコックの講座も1年おきに 大学で開いている。 それを ヒッチコックはなんとか説得して 歌わせた。