学者や料理人が集い戦後間もない日本に料理を通じて 中国文化を伝える活動をしていました。 家庭料理から宮廷料理までありとあらゆる料理を研究した彼ら。 外は カリッ! 中は ジュワッ!魅惑の食感を生み出す中国料理伝統のテクニック。 20年余りにわたり 中国料理の研究と 普及に努めてきました。 研究部が追い求めた中国料理の粋が詰まってます。 さあ いよいよ当時のレシピをもとに「聖堂式酢豚」を再現してもらいます。
四川料理なんかでね 辛い料理。 このトライアングルが大事なんですね。 そのトライアングルでもここが ずれててはいけません。 このトライアングルの味わいに奥深さを加えるのが チキンスープ。 北京語で チュホアタンといいます。 火力は そのままですけど自然と 温度は上がっていきますからそれで どんどん どんどん火が通って 外脆になっていく。 そして まあ 触診といってお医者さんが使う用語 触診といいますが ちょっと押してみて野球の硬いボールくらいまで指を はじき返すくらいだったら弾力があれば…。
湯島聖堂で半世紀前に生まれた…今 鮮やかによみがえりました。 最後の極意は当たり前のようですが出来たてを すぐに食べる事。 うわっ ほんと出来上がりきれいですね。 さあ 酢豚が出来ました。 これが 聖堂の酢豚なんです。 これが聖堂式なんですね。 しばらくぶりに 聖堂の酢豚を。 中国料理研究部が編み出した聖堂式のレシピ。 聖堂の味は広まっていったといいます。 今では 歴史の片隅に眠ってしまった 聖堂式の名。 しかし 皆さんが口にする中国料理にその味は 今も息づいているかもしれません。