日曜美術館「ピーター・ドラッカー 日本美術へのラブレター」

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この番組のまとめ

ドラッカーは こうした室町時代の水墨画を同じ時代にあたる西洋のルネサンスの絵と比較して評価しました。 『ルネサンス』という言葉が長く活動を休めていた古い根から芸術文化の花が 咲きだすことを広く意味しているとすれば日本の室町時代は『ルネサンス』と呼び得るだろう」。 「鉄舟の蘭は 強靭で孤高の姿をしているがドラッカーが 室町ルネサンスを代表すると考えたのが 水墨山水画。 雪舟の晩年のお弟子さんでドラッカーさんが「ルネサンス」と言ったのはそれを そうか ルネサンスの時代だとドラッカーは言ったという事なんですね。

1950年代 ドラッカーは 大学でマネジメントを講義するとともにそして その経験を元に「現代の経営」を出版。 ドラッカーはビジョンと勇気を持った経営者井深 大や立石一真に出会い江戸時代の禅僧たちが描いた禅画でした。 こうした 自由奔放な絵は20世紀西洋が生んだ「表現主義」の絵を先取りしているとドラッカーは見ました。 しかし 日本人の言う『八十年』とはまず 何よりも『達磨図』を描くことのできる『人間』になるために必要な精神的な自己体得を意味しているのである。

そこの奥の深さや 面白さにドラッカーさんは ちゃんと気付いてコレクションされてるという事ですもんね。 日本の絵を見るっていうのはまさに そういう…いろんなドラッカーさんのいろんな局面に立った時の正気を取り戻す材料になっていたというような解釈もできるんでしょうかね。 その一方で ドラッカーは日本美術の収集に のめり込んでいきます。 もし これらの問いに対する答えが否である場合にはその絵画は 作品としてどんなに優れたものであってもドラッカーが室町水墨画禅画に続いて収集したのは多く描かれました。