日本の話芸 落語「ねずみ」

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この番組のまとめ

♪~それは 大変な事があったんでしょうけれども2本の足でもってテクテク テクテク 歩く。 で 宿外れに来ると大勢の客引きが 「うちの宿に泊まってもらおう」と旅人の袖を引っ張っていたというそんな時代の お噺でございます。 脚絆甲掛け 草鞋履きまぁ 振り分けの荷を持ってるところを見りゃ大概は 旅の人だな~」。 「あっ あの~ 前金て訳じゃないんですけどもねおじさんを案内してたりそれから布団屋さん寄ってたら 遅くなりますんでおじさん 一人で行って頂けますか?その前に 小さな家があるんです。

お客様には なにか 心の底まで見透かされているそんな気が致します。 あれだ これだ』とお話を頂きましたがその時分 家でもって女中頭をしておりました お紺これを あとに直しまして初めのうちは 何事もなく うまくやってたんでございますがその年の七夕祭のことでございます。 二階のお客様が喧嘩を始めました。 まぁ どちらのお客様に おけががあってはいけないというので私止めに入ったんでございますがあっちへ押され こっちへ押されさて さて どなた様に押されたんでございましょう。

俺ら 宿外れでもってお客さん 呼んでくるから泊まって頂いて 細々と暮らしていこう』という訳でお客様には いろいろとご面倒をかけているという次第でございます」。 「日本橋 橘町大工 政五郎内 甚五郎」。 お客様は もしかしたら今は 天下に名高い 飛騨の匠甚五郎先生でございますか?ハア~ッ 左様でございましたか。 ご案内の 飛騨の匠 甚五郎です。 この人は 変わった名人でして常に 汚い身装をしてフラフラ フラフラ 歩いている。 何だろうね?『甚五郎作 福鼠』って。