奮闘する病院のスタッフと幼き命を巡る女性たちの物語です。 産婦人科を中核とする民間の総合病院です。 予期せぬ妊娠に悩み抜いた末電話相談を通じて やっと病院にたどりついた女性がいます。 娘の妊娠を知った母親が 病院に相談の電話をかけてきたのです。 養子縁組の斡旋団体と連携し年数回 説明会を開いてきました。 「赤ちゃん縁組」は 民法の「特別養子縁組」という制度を活用しています。 「特別養子縁組」は実の親が子どもを成立します。 一般的な「特別養子縁組」の場合赤ちゃんは児童相談所の判断でまず乳児院へと送られます。
あ~ 大丈夫 大丈夫。 大丈夫 大丈夫。 慈恵病院は この8年間で200組を超える赤ちゃん縁組を成立させてきました。 病院の院長を務める…毎年 数十人もの赤ちゃんが公園や ゴミ捨て場に捨てられ中には 遺体で発見される子どももいました。 「こうのとりのゆりかご」には開設当初から反対意見もありました。 匿名性に重きを置いた「ゆりかご」の運用はこうした子どもの権利を損なう可能性があるなどの批判があります。 ゆりかご 電話相談そして 赤ちゃん縁組。 慈恵病院が行ってきた命を救うための取り組みです。
皆さん おはようございます!夫妻は 裕志くんが通う幼稚園の先生や保護者にも「息子を縁組で迎えた事」をありのまま伝えました。 誰にも相談できないまま 自宅の風呂場で たった一人で出産。 事件が報道された翌日 慈恵病院に一通のメールが届きました。 女性は 死体遺棄の罪で懲役1年 執行猶予3年の判決を言い渡されました。 そういう孤独で自宅で出産するという事を防ぐために孤立した女性たちが陥る「負の連鎖」。