100分de名著・選 ブッダ 最期のことば 第3回「諸行無常を姿で示す」

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この番組のまとめ

しかし ブッダほど すばらしい人がそんな 「寿命が来たから亡くなりました」なんていう逆に 諸行無常という事を人々に示すためにあえて そのマーラの甘言に乗って涅槃に入ったんだと。 もし ブッダが亡くならなかったら諸行無常という事は弟子たちは 実感として感じる事ができません。

例えば これもね昨日と今日とではこれ 同じものなんですがこれ 1,000年とか1万年置いておけばボロボロになるわけです。 「これは いつ ボロボロになったのですか?」と質問した場合にどう考えたって それは一瞬ごとに変化していったものが積み重なって 1万年分でボロボロになったとしか答えようがありませんね。 パーヴァー村へ移動した ブッダは熱心な信者である チュンダという鍛冶屋の家に 食事に招かれます。 スーカラ・マッダヴァを食べた ブッダは食中毒に かかってしまいます。

チュンダというのは 一般の人で鍛冶屋さんです。 チュンダさんはなぜ 差し上げたのかというと…その果報というのは この人は一般人としての果報が欲しい。 在家信者とは書いてありますけどこれは一般社会という事。 社会の 一般の経済世界の中に入っていない人たちがそのかわり 何が必要かというと「私は 絶対に正しい研究をうそ偽りなく やっております」という姿が必要ですよ。