日曜美術館「我にタブーなし 陶芸の琳派・尾形乾山」

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この番組のまとめ

それまでの焼き物の常識を超えて尾形乾山展に やって来ました。 一緒に乾山の世界を楽しんで頂くのはデザイナーの佐藤オオキさんとそして この展覧会を企画した柴橋大典さんです。 尾形乾山といえば僕の印象なんですけども切れ味鋭い兄 尾形光琳とはもう全く今見ても すごく新鮮なアイデアをたくさん繰り出していて。 これ 何でなのかなって ずっと気にはなっていたんですけれどひょっとしたら乾山のブランディング手法というのは何か そこにヒントがあるんじゃないかなとそんな期待はしてますけどね。

焼き物と文学のコラボレーションという乾山の試みは貴族など 当時の文化人の間で評判になっていきます。 当時 人気の高かった定家の和歌の世界を乾山は 焼き物で表現してみせました。 紙に 絵を描いてるがごとく滑らかな筆運びが陶芸家の田端志音さんは乾山の焼き物に魅了され長年 研究を重ねてきました。

乾山は 光琳が確立した琳派ならではのデザイン感覚を金彩は 夜露にぬれたススキを月明かりが照らすさまだと言われています。 そういった 使い手側との会話のような やり取りが以前 チョコレートケーキとお皿をデザインした事がありまして口さんという パティシエの方とやらせて頂いたんですけれどチョコレートのケーキがあって そこの脇に色鉛筆の形をした チョコレート。

恐らくやはり その自然の風景を見て癒やされるというか感動するというのが ある意味最大のエンターテインメントだったのかもしれないと考えるとそこに どう ひもづけるか。 実際に それを見ていなくてもそれを思い出して感動するというのが頭の 多分 からくりとしてあってデザインで感動するメカニズムというかからくり 仕組みというのをきちんと理解しないと多分 こういうコンセプトは出てこないしそうなると 自然をモチーフになったりするのかもしれないですよね。