お話し下さいますのは…遺伝性のがんの方っていうのはどれぐらい いらっしゃるものなんでしょうか?まず がん全体で言いますと日本全国で 新たに1年間にがんと診断される患者さんの数は2015年の統計の推測によりますと大体98万人といわれていましてどんな種類のがんがあるんでしょうか?このスライドで出ていますけれども先ほどのアンジェリーナ・ジョリーさんで話題に出ました遺伝性乳がん・卵巣がん症候群これは 全ての乳がん・卵巣がんの中で 5%から10%ですね。
ご家族で基本的にこのリンチ症候群の原因遺伝子の変異を引き継いでおられる保因者と呼びますがそういった事が分かればやはり この20代 30代と非常に若い年齢から 大腸の検査あるいは大腸がん以外に子宮体がんとかも非常に高い確率で できますので女性の場合であれば産婦人科検診ですね そういったいろんな臓器の検診をしっかりと 定期的に受けられるというのが 非常に大事です。
それと もう一つは3つ目として例えば 遺伝性乳がん・卵巣がんの症候群の場合であれば乳がん・卵巣がんといったがんが出ますしリンチ症候群であれば 大腸がんそれから 子宮内膜がんちょっと心配になってこられる方も多いと思うんですけど心当たり もし あった場合はどうしたらよろしいんでしょうか?家系とか ご自分の既往歴から見てちょっと ご心配になった方はやはり 今 全国各地に特に がんセンター 大学病院大きな総合病院中心にこの遺伝カウンセリング外来あるいは 家族性腫瘍外来あるいは 遺伝外来といったそういった専門外来が