日曜美術館「夢の応挙 傑作10選」

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この番組のまとめ

今回は 円山応挙の傑作10選。 今日は 円山応挙ですね。 僕自身も 応挙の絵に対して偏見を持っていた時期もあったりするんですけども一つ一つ こう応挙の絵を たどっていくと一見 無個性に思えるようなうまさの中にものすごい個性が あふれてるというのに気付かされるんですね。 今日は 応挙の何が すごいのかっていうところをさあ それでは早速傑作の数々を見ていきましょう。

やっぱり その感動が作画の原動力でこのように 左右で対比させて描くという構成力が見られるわけですけれどもそういった 描かずして描くとかあるいは画中に見ている方の視線を誘導するような部分を作るとか一見 何気なく見える中に 応挙は見せ場というんでしょうかそういうものを内包させていって見れば見るほど面白くなる絵なんです。

多くの人が 応挙の絵画への思想というのを学ぼうとして弟子たちも そうですし現代の人たちもこれから学ぶところはたくさん あるんですね。 写生帳を こうやって見てみるとそのものの内面や もっとそれこそ生き物の習性とか品格を生み出すまでになってるんですね。 応挙というのもその総合力を発揮していって単に写生の技術だけじゃなくって例えば 人格だとか 教養だとか絵画に対する思想だとか技術だとか 感性だとかそれら全てが バランスを取った時に確かに 応挙の持っているもののようにも感じますよね。 大英博物館秘蔵の作品です。