高齢者は 皮膚の温度感覚が鈍く温度上昇に気付かないために熱中症になりやすいのです。 しかも 高齢者の熱中症の72%が室内で起こっています。 中でも深刻なのが 夜に室内で死亡する高齢者が続出している事。 それに 暑がりですからもう エアコン 扇風機 ガンガン。 先生によると 高齢者は温度変化に鈍感なのでむしろ 冷房が効きすぎていても気付かない。 念のため 実験前に参加者の血圧や体温など健康をチェックします。 この実験室は 温度と湿度を自由に上げ下げできます。
そこで 23℃で実験をギブアップした時の若者と比べてみると皮膚の温度自体はようやく 「寒い」という言葉が出てきたもののスリッパを履くでもなくブランケットを使うでもない余裕の表情。 このエアコン 電気代という事を結構 気にされる方 いますよね。 夫の英夫さんは エアコンが大好き。 しかし 妻の清美さんはエアコンが苦手。 活動的な清美さんは昼間は あまり家にいませんが夫婦でいる時はエアコンも我慢しています。 ソファーの上にあるエアコン。 帰宅時…部屋にこもった熱気を外に出し部屋の温度を下げます。
あと 先ほどVTRにあったように扇風機を活用しましょうという事ですね。 もし扇風機の風が体に直接当たるとちょっと嫌だという方もいらっしゃるんですけどそういう場合は 例えばですね扇風機を壁側に向けてつけると壁から跳ね返って柔らかい感じの風が得られるので。 先生 どうしても クーラーもつけてて扇風機も両方 電気使うってもったいないなって思ってしまうんですけど。 扇風機の電気の消費というのは大体 30ワットぐらいでそんなに大きくないんですね。
ベランダに水打ちをしたりというのは どうなんでしょう?打ち水は やはり朝方とか夕方のように気温が少しでも低い時間帯にやった方が効果が高いと思います。 この冷却システムを考案した黒岩さんがその秘密を説明するために案内してくれたのが天井裏です。 風上となる東にクールポイントとなる公園を造り地下水がくみ上げられ 熱くなった公園の地面を濡らします。 スプリンクラーなどの冷却装置のない街だと道路が 36℃以上と高くなっています。