ETV特集「二十の顔を持つ男~没後50年・知られざる江戸川乱歩〜」

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この番組のまとめ

「怪人二十面相」を生み出したミステリー作家 江戸川乱歩。 乱歩の作品にはミステリーの枠を超えた人間の真実が描かれているという。 果たして江戸川乱歩とは何者なのか。 想像の世界に浸る事が多かった乱歩少年は あるものと出会う。 乱歩少年はこの活字に夢中になった。 ペンネームを エドガー・アラン・ポーにあやかって江戸川乱歩とした。 ところが それに必ず 現実的な論理的な回答が用意されてオーソドックスなミステリーでは必ず最後は 犯人が捕まりだからね その不安 人々の不安を映し出すと共にそれをね 解消するっていう。

乱歩はエログロ小説の「代表作家」として新作が待たれるようになっていった。 エログロ小説の旗手となった乱歩。 なので ふだん日常生活で自分を隠している分小説愛好者が集い度々開かれる仮面読書会。 理想とする小説を書く事ができず苦悩し続けていた 江戸川乱歩。 そして怪人二十面相のシリーズは子供たちに向けて書かれた探偵小説だった。 明智探偵や警察の捜査を巧みにすり抜ける 怪人二十面相。

統制の時代を すり抜けるかのような 怪人二十面相の存在は子供のみならず多くの大人をも夢中にさせた。 時代の圧力が強まる中 乱歩は二十面相のシリーズを書き続けていた。 アメリカで生まれた ミステリー小説も敵性文学だとされる。 乱歩の作品はついに 二十面相をはじめ 全て絶版処分となる。 これは乱歩が作成していた海外ミステリーのベストテン。 乱歩は海外のミステリー関係者とも幅広く交流していた。 日本ミステリーの未来について乱歩は大坪さんに熱く語り続けた。