日本の話芸 講談「加賀騒動 大槻伝蔵の出世」

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この番組のまとめ

♪~吉徳公の茶坊主を務めております朝元。 ある日の事 ご分家へ大聖寺の前田能登守様がお越しになりましてご酒宴の折から吉徳公は 火鉢をご覧になり「これに火を持て」。 気の短い江戸っ子ですからまあ しかも 祭りときているわ「某は 加賀吉徳公の家臣大槻伝蔵と申する者。 お給仕役が大槻伝蔵に三浦左京の2人。 そこで 当日の料理人からお出入り町人水くみ 小者に至るまで44人 お調べになりましたがこれは 何しろ 伝蔵が自分で入れて自分で見いだしたんですからほかから犯人の出るはずがございません。

大槻伝蔵じゃ」。 吉徳公のご息女 竹姫様が芸州家に嫁がれご懐妊あそばしたので芸州家から谷崎主殿という侍が老女 村岡のところへ参りましていろいろ話をしている。 「芸州様ご家来谷崎主殿と申します」。 お召し抱えになりませんように』と申し上げたが 信長公 構わずお抱えになり そのため一命を落とされました」と言って伝蔵の顔をじろりと見た。 伝蔵は 「無礼なやつ!」と「あいや 谷崎殿のお言葉とは思えません。 吉徳公 伝蔵を制し谷崎をお帰しになりました。

これは何かあるのではなかろうかと隣に住んでおります富田流剣術指南役 石川虎次郎に「石川氏ご当家には 4つの毒があり「さぞ 番人がつく事でござろうがその番人は どなたで?」。 これは ご注進すれば金がもらえるとそのころ下谷 池之端に 道具屋で大島屋長兵衛という者がおりました。 芸州公が 「泊まっていけ」と言われましたが…「某は もう 加賀家の家臣でございますので立ち戻らなければなりません」と本郷の上屋敷へ 立ち戻ろうと湯島の聖堂裏まで参りました時にスト~ン!一発の銃声 あっと谷崎 その場に打ち倒れる。