揺れる! 揺れてるよ~!一貫して言葉にこだわり続けているドリアンさんを講師に東北の被災地を旅しながら「言葉のチカラ」を学んでいくという次第でございます。 「ドリアン助川さんと行く!言葉探しの旅」 出発進行です。 東京まで600キロをですね5泊6日かけてバスで とにかく突っ走るわけでございま~す!いや 俺 すっげえ大変じゃん!ところで 何で このルートなの?講師のドリアンさんはですね震災後 東京から東北までこのルートを何と自転車で旅をされたという事でございます。
言葉を安直に使っていると感じたドリアンさん。 みきこちゃん ところでバスに乗ってる塾生はどんな大学生なの?はい 6人の塾生の中にはですね津波で家を失った子や東北でボランティア活動を続けている学生。 東日本大震災で1,000人以上の命が失われた気仙沼市。 どんな町だったんですか?どんな町…? 全然 多分 今分かんないと思うんですけど鹿折 すごい 住宅もあれば商店街もあってホントに家で埋め尽くされてた場所なんですよね。 まず ドリアンさんは市内が一望できる高台へと案内しました。
ドリアンさんは もう一人「言葉のチカラ」が大きな救いとなった人のもとへ塾生を案内しました。 街の似顔絵描き屋です。 街の似顔絵描き屋。 結婚式場やイベントで似顔絵を描く熊谷さん。 大津波で家を流された熊谷さんが似顔絵描きを再開できたのは5か月後。 初めて会ったドリアンさんに聞いて頂いてほんで グーッと落ちてた気持ちが止まったんですね そこで。 もうホントに…熊谷さんのあふれ出る言葉にドリアンさんは何も言わずただひたすら耳を傾け続けたそうです。
2泊目の宿は松尾芭蕉も立ち寄った飯坂温泉です。 お世話になりました!実は300年前松尾芭蕉も飯坂温泉の宿で体調を崩したのでございます。 詩人 高村光太郎の代表作「智恵子抄」。 最愛の妻が 次第に病に侵され話す事もできなくなり52歳で息を引き取るまでその様子を光太郎は光太郎は こうやって「智恵子抄」という恐らくは日本で一番売れたであろう詩集を出してその事について賛否両論あります。
ちょっと 後藤君 ここはね岐阜県の白川郷じゃなくて白河の関なの。 ドリアンさんが3年前 立ち寄った農場です。 放射線拡散の情報が伝わるのが遅かったため汚染された牧草を牛に食べさせてしまったのです。 乾杯!乾杯!麻を作る仕事の他に もう一つ震災後渡辺さんが始めた事があります。 農業体験教室を開き全国各地から集まる人を相手に何が起きたのか 起きているのかを伝えています。 みちのくの旅で学んだ「言葉のチカラ」をライブハウスで披露するツアー最終日でございま~す。