日本の話芸 落語「胴乱の幸助」

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この番組のまとめ

まぁ しかし旅行気分で行きましたけどよろしいな~何か 海外へ行くというのはちょっと 気分まぁ 気が晴れると言いますか結構なもんでやはり 旅行というのは人気 あるの分からん事 ございませんがね。 「うん?指の先 酒樽が… ええ?あれ 割木屋の親父っさんやがな」。 「さぁ そうや割木屋の親父っさんや。 「知らんか? お前あの 割木屋の親父っさんあれ いつも腰に 胴乱ぶら下げとるやろ? あれ『胴乱の幸助』っちゅうねや。

「何を言うてん博打やないねやがな喧嘩や」。 「け 喧嘩?」。 喧嘩いうても喧嘩すんのやないで。 喧嘩の仲裁やええ この仲裁を楽しみにしてんねん」。 「喧嘩の仲裁? それが何で 道楽になんねや?」。 「そりゃ そうやないかいな ええ?もう 喧嘩とあったら飛んで行くねんやが『待った~ お前ら 待て〜。 ついてこい』 言うて小料理屋 行ってからにバ~ッと 飲ましてもうて『お前ら もう 喧嘩せんと仲ようせえよ~』幡随院長兵衛は俺でございっちゅうな顔して 帰ってくる。

ボ~ンと いったらもう 脇腹を こうボ~ンと いったら お前 いく前にボテンと 倒れたらええねや。 ボテンと 倒れたら 私がその両足を グッと 持って飛行機投げや ブ~ワ〜ン 回してほんなら 小便担桶へボ~ン 放り投げて上から 石で バンバン バンバン」。 その 「いてもうたるわい」「殺さば 殺せ」この声が 割木屋の親父っさんの耳に入ったもんですさかい親父っさん「うん? 待った~っ待った~っ。 ちょっと 少々余分に 飲ましてもらわな」。

要するに なにやな?お前ら 酒 飲む 飲まんで喧嘩したんやな?」。 「チャ〜ッしょうもない ほんまに酒の事ぐらいで もう大人が喧嘩しやがって。 言うとくぞ お前ら な? そんなな生きるか死ぬかの喧嘩はな一生に1回 いや~ もう 1回もあったら あかんのじゃい。 親父っさん 通らなんだら喧嘩になってえしまへん」。 こんな喧嘩になってんのにお銚子1本ってそれでは 話が違う」。

その 浄瑠璃の稽古屋のほう中では 一生懸命お稽古の最中でございまして。 今日は 私ねあの『桂川連理柵』 『お半長』エヘッ これ 好きなんで。 ♪「シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン シャンシャン シャン」♪「上がりゆく ウ~ウ〜ウ〜」♪「シャン シャ~ン」♪「ウ〜ウ〜ウッ」♪「主は帯屋長右衛門井筒に帯の暖簾の」♪「かけね如才も内儀の お絹」♪「気の取り苦しい姑に」♪「目を もらわじと 襷掛け」あの 姑が 嫁をいじめるところねあそこが好きですねん」。

帯屋長右衛門という店がおましてなその長右衛門というのは主でねんけど養子だんねん この人な ああ で親父っさんは半斎さんて人 おりまんねやでところが この親父っさんはええ人なんだけど この人に後妻あとから まぁ もろた嫁はんこれが また 腹黒うてからにおまけにな儀兵衛という連れ子を連れてきてまっしゃろ?この腹 痛めた母親は やっぱりできたら 帯屋のな全て もう 帳面は自分の腹 痛めた儀兵衛に任したい。