「斜陽」の作者 太宰 治は多くの作家が沈黙した戦時中も多彩な作品を発表し続けました。 ♪~「100分de名著」 司会の…さあ 太宰 治の「斜陽」読んでおります。 太宰 治を こよなく愛するスペシャルゲストをお招きいたしました。 というのも 「人間失格」の主人公の大庭葉蔵ってそのまま太宰と雰囲気が重なるんで太宰の言葉として声として読めるんですけど女性のその独白体になった途端にどう読んだらいいか分からんようになってしまって。
伊集院さんがおっしゃってるように男性が そのまま 「自分はこう思ってる」って言うよりも一個 女性を経由する事によって客観的に自分というか男性を見直せるというのがあると思うんですよね。 僕 学生時代に 母親が自分の事を書くみたいな高校時代に 何か文章であって。 そうか 上原が例えば主人公だと都合のいい女が来て女性が 嫌悪感を抱くような描かれ方になりますよね。 「斜陽」と同じ名前の和子の一人語りで女性が 作家に会いに行くという所も設定的には似てるんですよね。
更には 又吉君が言うみたいにいや 実際の太宰は 逆にこうじゃないって考えてくとむしろ そこまで入れちゃうとこれは 太宰の恥だったりもするという。 でも 聞いてて ちょっとだけやべえ 「火花」読みたいなってなっちゃうのは題材が自分の事つまり お笑いであり漫才なんだってなった時に「あれは又吉君ですよね」って言うよね きっと読めば。 それは僕 自意識過剰なんですけど僕は その登場人物より僕の方が 芸歴 重ねてるんで面白いっていう。
これは あの昭和20年東京大空襲があった真っただ中で書かれて冒頭の部分にあるんですけどね空襲警報が鳴ってる中で子供たちに話をするという体で書かれています。 あと もう一つ さっき太宰が女性の言葉って言いましたけどそういう女性の言葉というのはある意味 非常に豊かでみんなを 何て言うかね憩わせてくれるような大きい空間なんですよね。 だから いつも人の女性の言葉なり 古い物語に…すごく いろんなところにアンテナを張って ずっと聞いて巫女さんみたいにね 降りてきて太宰っていう作家の口を通って出てきた。