どれもが 何を描いたのかはっきりしない不思議な作品ばかりです。 本当に 自分の世界って何なのかを見つめて 取り戻して自分らしく ありたいっていう。 今日は その絵の世界を 同じく詩人の谷川俊太郎さんと共に見ていきたいと思います。 瀬戸内海に面した港町山口県周南市。 山口県自体 初めて…すごい気になる あれ。 まどが 50代で描いた不思議な絵の一部が展示されています。
多分ね まどさんは絵に関しては 自分はもう アマチュアだというのを貫いていたと思うね。 自分一人が描いてるだけなんだという精神があったと思う。 本当に自分の感動を そのまま画面に解放させるみたいな描き方なんですよね。 童謡の詩の場合には やっぱり他人に受け入れられなきゃいけないという気持ちがどこかにあったと思うんだけど。 まどさんというのは詩でも絵でも自分と宇宙が 直接向かい合ってるって人だから間に 人間社会ないのね。
本当に自分が作りたいものを探してまどは 言葉の枠の中に入りきらない絵を追い求めました。 だから 言語以前の 何か宇宙の混とんみたいなものを言葉でも書きたいし絵でも描きたかったんじゃないかなと思いますけどね。 谷川さんも そうですしまどさんの詩からいろんな言葉のプレゼントというか贈り物をもらってる私たちからするとそのまどさんが 言葉はチャチだというふうに おっしゃる事の興味深さというか 深さというか。 言葉は チャチなんですよ。 不思議な奥行きを感じる画面。