100分de名著 太宰治 斜陽第4回▽“太宰治”の中にはすべてが入っている

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この番組のまとめ

「斜陽」の作者 太宰 治は多くの作家が沈黙した戦時中も多彩な作品を発表し続けました。 そのかたわらで執筆した初の長編小説「火花」で正直 一番最初読んだ時は難しいって感じたんですよね。 というのも 「人間失格」の主人公の大庭葉蔵って高橋さんの言葉も借りてばっかりだけど太宰 治の若い頃のまあ 分身と言えば分身。 芸人になったら ネタの中で痛い発言としてその自分の言葉を入れると 割とリアリティーあって 受けるんですよ。 第3夜の事なんですけど直治は「中二病」だという話を高橋さんがおっしゃったんですよ。

だけど女性の声で しかも女性フィルターを少し通してくる事でとても面白く とても突き刺さるという事が ちょっと。 伊集院さんがおっしゃってるように男性が そのまま 「自分はこう思ってる」って言うよりも一個 女性を経由する事によって客観的に自分というか男性を見直せるというのがあると思うんですよね。 僕 学生時代に 母親が自分の事を書くみたいな高校時代に 何か文章であって。 これ 仮定ですけどじゃあ 女性目線じゃなくて「斜陽」を書いてたら。

「恥」は 和子という女性が小説家 戸田に会いに行きなぜ 戸田は自分の事を知っているのか。 更には 又吉君が言うみたいにいや 実際の太宰は 逆にこうじゃないって考えてくとむしろ そこまで入れちゃうとこれは 太宰の恥だったりもするという。 それは僕 自意識過剰なんですけど僕は その登場人物より僕の方が 芸歴 重ねてるんで面白いっていう。 太宰は最後まあ死んじゃうんですけども…彼自身は 僕は もしかしたら生き延びて 書きたいと思ったかもしれないんだけれども作品の中ではどんどん死に近づいていく。