ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅱ #1「不思議の国の“女子高生”」

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この番組のまとめ

今や サブカルチャー大国として世界を席巻する。 昨年 夏 大きな反響を呼んだ「ニッポン戦後サブカルチャー史」ではその道筋を愛と独断で ドラマチックにたどった。 サブカルチャーって逸脱するだけなの。 「ニッポン戦後サブカルチャー史」が今日から始まる事になりましたよ。 滋賀県の長浜の女学校なんかでは 近所に 女学生ができたからどんな姿して学校に通うのかなっていうので近所の人が 通るところを窓開けて 見てたというぐらいの感じだったみたいですね。

こういう隠語を使うというのはユーモアのセンスとか自分たちの感覚の世界とかそういうものを共有してるよっていう事をお互いに確認するというそういう意味も持ってて…そして 明治30年を過ぎた頃女学生の制服は ドレス調から動きやすく カジュアルな「はかまスタイル」が主流に。 それは 「堕落女学生」と騒がれたスキャンダル。 当時 世界的に流行していたファッションをそんな彼女たちのバイブルとなったのは大正から昭和初期にかけて人気を博したいわゆる「少女雑誌」である。

面白いなと思ったのが藍ちゃんが VTR見ながら高校生の高校闘争があってそれによって 都立高校の制服ではない私服化というのが今も 残ってるっていうふうに言ってたんですけどけど やっぱ1学期が終わる辺りで疲れちゃって2学期からは みんな制服で来るようになるんですよ。 それは 1985年 当時 大学生だった森 伸之が描いた…東京都内にある私立高等学校の制服をその数 なんと…さまざまな制服のデザインが図鑑となってこの1冊に集約された。

通称…同志らと共に「路上観察学会」を発足し研究結果を 多くの書籍で発表。 90年代 そんな女子高生ブランドの象徴となったのは…たるませ具合も日々進化。 東京の街を行く名もない女子高生たちだった。 90年代に入って それは加速してったっていう話でここに その森さんの「東京女子校制服図鑑」がありますがこれは 80年代にまず 出たんですよね。 私 地方出身なんですけど地方からすると全く想像もできないぐらい学校閥みたいなブランド意識が 今の私たちの世代でもあるみたいで。

危うさの象徴なんですかね?でも だからこそ あれですよね今 そういうふうに 女子高生が見られるようになったから逆に 制服をカチッと着る事自体が逸脱に変わったっていう。 もう 何かある種 「女子高生はルーズソックスなんでしょ」っていう。 女子高生という存在はいつの時代も時のクリエーターたちを刺激する。 一事が万事80年代という時代は女子高生のはやりが消費文化をリードしていた。 授業中プリントの裏に描いていたマンガが友人づてに回し読みされ続け都内の女子高生たちの間で広まっていった。

女子校に通いつつ 男子高校生と放課後に遊ぶ人たちがさっき出てた文化をつくっていった方で女子校の枠に収まってた人たちが卒業してからこっちの外に出てたやつらが就職して おとなしくなった辺りに爆発してサブカルチャーの力とかで 何かしら出てくるんだと思うんですけどね。

「東京ガールズブラボー」から「リバーズ・エッジ」っていうところに岡崎京子の 大きな飛躍があるとしたら それは何か。