日曜美術館 特別アンコール「私と芹沢銈介 池田満寿夫」

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この番組のまとめ

今回はですね 実際に芹沢介さんのアトリエに訪ねたりひたすら ものの形の美しさを追い求める人がいます。 日々の暮らしの間に息づく形の美しさを逃さず作る喜びと 見る喜びが幸福な調和を奏でる芹沢介さんの世界です。 実際に芹沢さんの作品にはっと打たれたというのは僕 アメリカに長くいましたんでその時 日本レストランなんか行くわけですね。 どちらかというと日本的なものに対して反対じゃないんですけれど半伝統主義的なものを貫いてきたんですね。

芹沢さんの良さっていうのは 元来デザインというのは無名性なんですね。 しかし何を見ても 芹沢介だというこれはね この無名性と そういう自分の独自性というものがねなんか がっちり結び付いてるって事ですねぇ。 芹沢さんのはやはり デザインの中にね非常に 世界に通用する普遍性っていうの持ってるんですね。

芹沢さんなんか 植物的な…植物ってのは やっぱり生き物でしかも それが宇宙につながっていく… ありますね。 芹沢さんの材料って そういう紙とか布とかっていうの非常に お好きなんですね。 池田さん 今の芹沢さんのお話をお聞きになって いかがでした?いやあ 非常に お人柄が そのまま出てる感じで 面白かったですね。 まあ 芹沢さんのコレクションというのね随分 有名なんですけれど僕も今 ビデオで見ましてねほんとに なんか あの身近に置いときたいようなものばっかり集めてらっしゃるでしょ。

実際に こういうコレクションの中から並べるものとか配置を いろいろおかえになるそうですね。 コレクション見ると そこのうちのご主人の趣味が分かるんですよ。 展覧会のディスプレーなんかも非常に意欲的だそうですね。 やはり 芹沢さんは そういう生活空間っていうんですかね全体をいつも考えていらっしゃる方だ。 まあね 人間というのはあまりに我々は 自分たちの生活の周りをね 無関心すぎるんですよ。 芹沢さんの中では僕も初めて見た時ちょっと意外な感じがしてエロチックなね。

好きなものを見た時 写生をするその気楽さみたいなもの何でも こう 見たものをね即刻 デザイン化してしまうというセンスというんですかねこれは やっぱし すごいですね。 池田さんの場合は どうですか?僕はね デザインのセンスはないんですよ。 ところが 芹沢さんの場合それを 一つのね 形非常に シンボリックなものにね収めようとするというところがもう 最高の造形なんですよね。 ただ 何を デザインするかという場合芹沢さん見てますとね自然のものから あらゆるものをデザインしちゃうんですね。