サイエンスZERO「眠りのミステリー 睡眠研究最前線!」

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この番組のまとめ

しかし 今ある物質の発見を きっかけに睡眠研究が飛躍的に進んでいます。 睡眠研究の世界的権威…イッツ ジャスト マター オブ…。 オレキシンが分泌されるのは脳の視床下部と呼ばれるこの部分。 脳には覚醒をつかさどる覚醒中枢と睡眠をつかさどる睡眠中枢があります。 オレキシンの分泌が高まると覚醒中枢が活性化。 一方 オレキシンの分泌が足りないと覚醒中枢の働きが抑えられ睡眠中枢の働きが強まります。

ところがオレキシンを作る神経細胞はこの 脳の奥深くの視床下部という所の脳の中でも本能的な部分ですね。 オレキシン神経細胞の働きを調べようと考えたのです。 光ファイバーをマウスの脳につなぎオレンジ色の光のオンとオフでオレキシン神経細胞の活動をコントロールします。 そこに オレンジの光をつけてオレキシン神経細胞の活動を抑えます。 オレキシン神経細胞を抑制してやるともう 秒の単位でそれまで起きていたマウスが眠ってしまう。

普通のマウスの睡眠量は10時間程度ですがスリーピーは なんとその1.5倍も寝るんです!人にも同じ遺伝子があるため人の睡眠量を決める鍵になるかもしれないと現在も研究を深めています。 それが この体内時計の上流にある時計遺伝子ですね。 時計遺伝子って何ですか?私たちの体には…この時計遺伝子に注目して睡眠を改善しようという新たな医療技術が開発されつつあるんです。 時計遺伝子は睡眠と覚醒の周期だけでなくホルモン分泌や心拍数までも決めています。