染野さん澤村さんの短歌の魅力は？澤村さんとは学生の頃からの友人でしてガレー 語源一つにしてガレー船というのは人力で オールでこぐ軍事用の船なんですけれどもそれと ゲラの語源が一緒だと。 侘しいというのは 感情をそのまま述べた言葉なので歌の中で使うと 普通はちょっと説明的になったりもするんですけれどもこの場合は侘しいがあるからこそ借物競走の感じがよく出てくるというかそういうお歌かと思いました。
雨 降らないかなという歌かと思うんですが私が注目したのは 「この炎天に」という字余りのところで千円札の肖像が 野口英世。 だから この「四枚の野口英世」というのはお釣り受け取った時の千円札だと思うんですね。 ４月からさせて頂いてる 「こころ・ことば・からだ」というテーマどこか 私に そういう問題意識があってですね短歌の中で 身体っていうものを意識していく事はできないかそういう事を考えているんですよね。
染野さん 澤村さんの歌ご紹介して頂けますか？更に 冒頭の一首だけでなく今日は 何首かご紹介したいんですけれども。 その辺の 色の定まらなさ表情の定まらなさをもしかしたら 歌ってらっしゃるのかも分からないんですがとにかく 私が澤村さんの歌に関して思うのは知と情のバランスというんですかね対象との 先ほどから申し上げてる距離 そのバランスの良さというのが私にはすごく惹かれるポイントなんですよね。