人間は自由な存在であるがゆえに孤独や不安から逃れる事はできない。 サルトルの自由とは一体 どのようなものなのかを読み解いてゆきます。 何か 僕は哲学というのは人間とは何か何であるという話だと思ってたらこの「実存主義」は逆に 人間とは何であるなんていうものはないんだという。 さあ今回もサルトルの思想について教えて下さるのはフランス文学者の海老坂 武さんです。 さあ こうした「自由」の発見は「実存主義とは何か」にどう記されているんでしょうか。
逆に言うと ちょっと心強いかもしれないのはあなたが今不安を覚えてるという事は一つ 自由であるという事でもまあ逆説的には。 サルトルの哲学的小説「嘔吐」にも自由の問題が取り上げられています。 絶望したロカンタンは生きる意味を失ってしまいます。 ロカンタンは生きる理由を失ってしまいなんだ ここにも答えはなかった というか。 結果 結局 挫折をしてロカンタンは 挫折をした事を「勝負に負けた」と言ってるんですね。 そしてロカンタンは ブーヴィルの町を去る事になるんですね。
だからこそ ロカンタンはそれを聴いてるとその中に入るような気がして吐き気がなくなるんですね。 はしょって聞いてもよくできてるなと思うのはだけど ロカンタンは作る側。 「嘔吐」は ロカンタンの自分探しの旅という事なんでしょうか。 じゃあ これは「後に すごい小説家になったロカンタンの日記が発見された」で始まってれば分かりやすいじゃないですか。 じゃあロカンタンはこの決意をしたとこで日記はもう終わってるというか。