歴史的な書物「アングロ・サクソン年代記」には侵略の前に 上空を飛ぶドラゴンが目撃されたと記されています。 キリスト教の修道士たちが神の福音について書いた本にもドラゴンは獰猛な怪物です。 8世紀の イングランドの人々はドラゴンは架空の生き物ではなく口伝えによって生み出された有名な叙事詩が 「ベーオウルフ」です。 ベーオウルフのドラゴンは 塚の地下深くをねぐらにしていました。 ベーオウルフは一本の剣と 盾だけを頼りにドラゴンにかまれた ベーオウルフは毒に全身を侵されました。
スカンディナビア半島など北欧に住んでいた バイキングはヨルムンガンドという ドラゴンのような大蛇に畏敬の念を抱いていました。 バイキングは ドラゴンのように財宝を集める事に大きな価値を見いだしていました。 シグルズの物語は キリスト教とは全く関係がありませんが石柱の下の方には シグルズがドラゴンを食べているかのような場面が彫られています。 略奪される側にとってバイキングは伝説のドラゴンと変わらない存在でした。 しかし ドラゴンの荒々しさを失ったわけではなく1066年イングランドへの侵略を開始します。
コニャーズのような騎士にとってドラゴン退治は自らの支配を正当化する格好の材料でした。 ドラゴンが 聖人によってしとめられる様子がキリスト教の芸術作品に しばしば描かれるようになりました。 巡礼者を守る義務を負った騎士たちはドラゴンを退治しようとしました。 ドラゴンは家畜や農夫 巡礼者を襲い島中を荒らし回りましたが騎士たちにはなすすべが ありませんでした。 一方 町を見下ろす山にはドラゴンが住み着きそうした中故郷での修行を終えた ド・ゴゾンがドラゴン退治を禁止した団長の命に背きドラゴンとの対決に赴きました。