地球ドラマチック「イースター島 モアイ像の謎に迫る」

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この番組のまとめ

♪~巨大な石像モアイ。 イースター島の巨大な石像モアイは長い間 多くの謎に包まれてきました。 考古学者マイク・ピッツは「ホアハカナナイア」と呼ばれるこのモアイに注目しています。 正面から見ると普通のモアイですが背中側を見るとこれが特別なものだと分かります。 彫刻を解読するためピッツはホアハカナナイアの画像を取り込み3Dモデルを作成する事にしました。 人間の目では判別できない細部が解読されれば造り手の人々の物語が明らかになるはずだとピッツは確信しています。

考古学者エドムンド・エドワーズは多くの石像の中で彼らが特に興味を引かれたのはオロンゴ村の丘の上にある石像でした。 現在 大英博物館にあるこのモアイ像はイースター島の人々の信仰において特別な役割を果たしていたと考えられています。 信仰に関する儀式を取り仕切っていた人々です。 イースター島と ポリネシア東部の他の島々の宗教儀式を比較すれば謎が解けるかもしれません。 ですから島の人々は3~4世代ごとに身近な先祖を神格化したんです。 考古学者パトリシア・カサノヴァはモアイがどのように造られたのかを研究しています。

考古学者クラウディオ・クリスティーノにとって打ち捨てられたモアイは貴重な情報源です。 あるモアイの表面から赤い鉱物顔料の痕跡が発見されています。 「ホアハカナナイア」とは「盗まれた友」を意味します。 「チリ地震によって引き起こされた巨大な津波が時速800キロ近い速さで太平洋を横断しました」。 津波は 海岸沿いに立ち並ぶモアイを直撃しました。 確かに地震と津波は モアイが倒れた一つの要因と考えられます。

環境考古学者のキャンダンス・ゴッセンは火山の火口にたまった水の底から土壌のコアサンプルを採取しています。 サンプルには 植物の花粉や種子昆虫の断片 植物の破片などゴッセンの調査からイースター島が一定の期間で繰り返し干ばつに見舞われている事が分かりました。 長いモアイ崇拝ののちに人々が異なる信仰を求めるようになったという点です。 イギリス海軍によって持ちだされたホアハカナナイア。 ホアハカナナイアは 古い信仰から新しい信仰へのこれは特別な事です。 モアイ信仰と鳥人信仰をつなぐ存在だという事です。