日本の話芸 落語「お直し」

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この番組のまとめ

♪~江戸の初期から明治 大正 昭和の中頃まで「松の位」の太夫職花魁なんて事を言って。 本来は これはお茶屋さんで 騒ぐ そこへそれでも 中見世辺りで別に 花魁道中に出られない人たちでも そこの「お職」いわゆるそこの見世のナンバーワンこうなるてぇと結構 格式も高くてちゃんと 自分の部屋を持つわ若い女の子なんぞも仕込むというような形でいわゆる 「禿」を置くとかねそんな事もあったそうですが。

「おい 何だい? だ 駄目だよ俺の足袋」なんて女のほうは一生懸命になるんですが男のほうは ちょいと懐が温かくなってくると浮気の虫と言うんですかなこれが カ~ッと頭 持ち上げてくる。 「こつ」というのは千住のお女郎屋さんがある。 こんな事は 2~3日のうちはよかったんですがな数重なるうちに 千住のほうにも友達ができる。 なんですか風邪をひき込んだようで『とても 今日は お見世が務まらない』とか」。

ええ?『おっ嬶もやめたらしいな』って言うから『おっ嬶も やめちゃったらしいんだけどな』って話 してたら 『どうだい?蹴転の見世が 1つ 空いてんだ。 これを お前の嬶を まぁ 頼りに話をするんだけどもよぅお前さん 蹴転の見世ってどういう見世だか知ってんの?」。 じゃあ 私は損料屋へ行って 着物を揃えてそれから お化粧して ね?少し 暗くなってから行くからお前さんその 借りる見世ってぇのきれいに 掃除をして 向こうで待っててちょうだい。

ええ?あ~ 股引の あの人酔っ払ってるようだけどここが 有名な 羅生門河岸蹴転って所だろ?ま まさか その気になって向こうへ行って お銭を取って『ちょいと 待っててね』ってんで他のが出てきて『今のは看板でござんす』なんてんじゃ…」。 「キッヒッヒッヒッいらっしゃいってやがるフフフッいらっしゃいってやがる フフフッ。 じゃあ そりゃ本当の事を言うけどよ俺は 左官屋なんだよ。

左官屋さん。 羨ましいね私 若い時からね左官屋さんの女房になるのが夢だったの」。 「どうしてったってさ~江戸の町は 火事が多いでしょ?どんなにさ~ 立派な家建てたからといって火事になりゃ すっかり無くなっちまうじゃない。 あんな立派な仕事をする左官屋さんて私ゃ 女房になりたいなって思ってたのよ」。 ハハハ いい心持ちにさせやがんな~ 本当に」。 ええ? 本当かい? そりゃ。 人参という 高い薬を飲まさなきゃならないってんで私を お前さんの女房にしようってぇの?冗談じゃないよ。