日曜美術館「さよなら、わたしの美術館~“カマキン”の65年〜」

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この番組のまとめ

1951年 鎌倉に完成したその美術館はしかし 八幡宮から借りている土地の返還期限が迫り来年1月の閉館が決まったのです。 このコレクションが この空間に並ぶのはほんとに最後のチャンスで。 それが 他の美術館のコレクションを見た時の感じと 随分違う感じです。 すごく人間臭い コレクション。 今回 この建物で当館のコレクションが展示される 最後の機会という事になったので今までいろんな作品 記憶されてる方も多いと思うのでなので随分…。

小林秀雄里見 や 大佛次郎など「鎌倉文士」と呼ばれた文化人が多く暮らしカマキンを支え温かく見守っていました。 うん… だから この美術館だから考えられる企画であったしお出しになる人もこの美術館だから大変喜ばしい気持ちで貸してくれたって事 あるかもしれない。 日本で最初の公立近代美術館として常に世界を向いていた カマキン。 それを牽引していたのが…「明治以降の日本美術を研究するには カマキンに行け」と評判を得ました。

いわゆる 紙の作品っていいますか版画とか スケッチとか デッサンとかそういう時は必ず仕事があるわけですね。 で そういった絵描きさんたちとのつきあいとか彫刻家とか アーティストたちのつきあいあるいは文学者とか執筆する人 研究する人と みんなそういう方向に寄ってるんですね。 この建物は カマキンの最も有名な「作品」かもしれません。 近代建築の巨匠と呼ばれるル・コルビュジェに師事。 ヨーロッパの近代建築を学びました。

この空間との兼ね合いである力っていうかですね何かインパクトのあるような そういうものの見せ方をするためには自然と溶け合ってるところに立つと自然石だとか鉄板を持ち込んでもなんだ ただの石じゃないかただの鉄板じゃないか みたいに溶けてしまって作品にならないんです。 こういう自然があって 自然の素材の石が使われていてそれが やはり作品が単体で終わらないっていう事の可能性というのをこの建物が引き出してえ? え? 失礼…。