そうなんだ!例えば 「源氏物語」で光源氏と藤壺の恋なんて禁断中の禁断よね。 藤壺は 光源氏の継母でしょ?そして 藤壺は合わせて光源氏のお父さんの天皇の妻。 この2つのタブーを犯しているのでこれは 源氏物語の非常に重要な柱になってストーリーを展開させてるの。 ドロドロですもんね その人間関係。 にもかかわらず 「伊勢物語」には男性に恋する斎宮の話が出てくるの。 やや よろしいでしょうか?イケてる和歌のセレクトショップ小倉百人一首 カリスマバイヤーこと藤原定家でございます。
そして 後半で「ながらへば」からあとはバレたらどうしようという不安感が漂うわけ。 だから 前半の強い情熱と後半の不安感が出ていてまさに 「禁断の恋」をしている時の気持ちが実に うまく出てる歌なの。 みおつくすって 「澪標」って 舟の進む海路を示す杭なんですけどそれを 「身を尽くす身を破滅させる」という意味に掛けるのが当時の常套なんですね。
いわゆる ジェットコースターが恋愛だけだったらこれくらいの状態からジェットコースターがバッて落ちるのに対してまあ 許されざる恋っていうのは更に誰にも知られちゃいけないというふうな感じで高い もっともっと高いジェットコースターからズドーンと落ちるような感覚なのでドキドキ感を伴うような恋愛が大好きな人にとってみればその恋っていうのは非常に魅力的に映るんでしょう。