今回は 良寛さん人々や自然とどう交流したのか作品から読み解きたいと思います。 指南役は 良寛研究者そして ご自身も良寛と同じ僧侶でいらっしゃいます中野東禅さんです。 無邪気に遊ぶ子どもたちの姿が何よりも好きだった 良寛さん。 良寛が大事にしていた子どもたちとの交流。 その純粋な心がきっと良寛さんの素直な心と響き合ったのではないでしょうか。 平気で 良寛さんの事をね「あ 去年も来た あの変な坊さんが来たよ」って平気で言うんです。
さあ子どもや友人たちとの交流をほんとに 心から楽しんでいた良寛さんなんですがどうも 家族との距離はちょっと違っていたようなんです。 越後国 出雲崎の名主であった良寛の実家 橘屋は徐々に 町の人たちからの信頼を失います。 良寛は 困り果てた親戚から由之に意見してほしいと頼まれ実家に向かいました。 今度は 馬之助を注意してほしいと親戚から頼まれた良寛は再び 実家を訪れます。 3日後 何も言わないまま良寛は 実家を去る事になります。 帰り際 良寛は馬之助を呼んで「わらじのひもを結んでもらえないか」と頼みます。
世俗を捨て自分と向き合ったからこそ自然の美しさ すばらしさに気付く事ができた良寛。 自然というのの大きさ あまりにも大きくて すばらしくて人間の言葉を超えているからそれを その前に立っている自分が見えてくる。 自然とか花とかというものを見てるうちに相手との関係を通してもっと孤独でありかつ自由になった あるいはその自分の愚かさとかそういう自分が嫌でも見えてくるというかそっちへ目線が行くという事があると思います。