愛嬌を振りまく一方時には 野生的なハンターになります。 部屋のカーテンを よじ登るのも家具で爪を研ぐのも野生動物としての名残です。 ネコは ひっかく生き物なので高級家具志向の家には向きません。 野生の本能が 飼い猫をやっかいな行動に駆り立てます。 恐怖のスイッチが入り攻撃性をむき出しにしています。 野生のネコ科動物のように神経質で 警戒心が強いんです。 一旦 恐怖のスイッチが入ると落ち着くまでに時間がかかります。 野生のネコ科動物は 獲物の死体のそばで 水を飲みません。
これら 全ての能力が強い捕食動物を生んだのです。 ネコは 捕食動物の武器を全て持っています。 科学者によれば アメリカではネコが 一年間に しとめる鳥や 小型哺乳動物の数は10億を超えるといわれます。 イエネコのDNAを調べれば進化の道筋をたどる事ができます。 研究によって全てのイエネコの祖先は「リビアネコ」と呼ばれる ヤマネコの一種である事が分かりました。 およそ1万年前 ヤマネコの一部が人間のそばで暮らし始め農作物を貯蔵し始めると家の周りに ネズミが増えます。
一種の退行と見られるネコの行動は 他にもあります。 鳴いても効き目がない場合更なる行動に出るネコもいます。 でも このシャムネコの場合は何を考えているのか見れば 大概 分かりますね。 よく ネコ同士が 尻尾をピンと立てて挨拶していますが行動のパターンや サインを知る事は大事です。 イギリスの ある町で行われた飼いネコの行動追跡調査。 GPS発信機付きカメラでネコの行き先を詳しく調べました。 自然界では 縄張りを歩いて自分の臭いを残す事が欠かせません。
およそ1万年前野生のネコの一部は人間と共に生きる道を選びました。 野良ネコの祖先は 何らかの事情で人間のそばを離れたしかし 飼いネコとはどこか様子が違います。 野良ネコと マンションの最上階に住むペルシャネコの暮らしは 全く違います。 かつて ネコの医療は子ネコの診察避妊や 予防接種が中心でした。 しかし今は 糖尿病や心臓疾患腎不全など高齢による疾患が多く特に 肥満は大きな問題です。 現代のネコの健康を左右するのはライフスタイルばかりではありません。