そんなフィンランドの国民的英雄として愛された シベリウス。 一体 シベリウスに何があったのか?作曲家人生の ターニングポイントで書かれた この「バイオリン協奏曲」。 フィンランドを代表する作曲家の本当に名曲ですよね。 篠原さんはシベリウスのふるさと フィンランドに行かれた事があるそうなんですけど。 シベリウスは今も フィンランド国民に愛されている作曲家です。 彼が活躍を始めた 19世紀末フィンランドは ロシアの支配下にありました。
じゃあ バイオリンが応援団だったんですね シベリウスの。 シベリウスの勝負の一曲「バイオリン協奏曲」はすさんだ生活を送る シベリウス。 見かねた友人の アドバイスに従いシベリウスは生活環境を変えたのでした。 豊かな自然に囲まれたアイノラでの生活はシベリウスの音楽に大きな影響を与えます。 それが シベリウスが目指した「バイオリン協奏曲」であったと言えます。
さあ これが この曲の冒頭部分なんですけれども出てくる楽器はこのソロのバイオリンの他に第1バイオリンと そして 第2バイオリンと。 オーケストラの バイオリンパートの絶妙な ずらし。 同じ動きをしている バイオリンパートのちょっとした乱れが自然の微妙な移ろいを感じさせます。 こうした静かに同じ事を繰り返しているオーケストラの バイオリンパートがですね実はしばらくすると反乱を起こします。 その理由はオーケストラの バイオリンパートが奏でるバイオリン・ソロが始まっているからです。