お金と感情と意思決定の白熱教室 楽しい行動経済学の世界5 お金の不思議な物語

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この番組のまとめ

物々交換生活は 面白いがとても 時間が かかる。 だが お金について考える時は「機会費用」と呼ばれる概念に着目しなければならない。 「この車を買ったら この金額分の何を諦める事になりますか?」と繰り返し聞いてみると一番 多かった答えは「日本の 他のメーカーの新車を買えなくなる」というものだった。 お金については何かしら 意思決定をしていかなければならないがそれが間違ったものになってゆく。 5ブロック先の店です。

実は 消費と支払いのタイミングが同時だというのが現金払いが嫌な理由の一つなんだ。 消費と支払いを 同時にさせて人々に 嫌な気分を味わわせた方がいいのはどんなケースだろうか?出費の痛みを大きくした方がいい場合があるんだが例えば 飲み放題のバーだと出費の痛みが小さいだろうから他には? 何か 出費の痛みを大きくさせた方がいいケースは?交通違反です。 では 人々のエネルギー消費を減らしたいと思ったらどうやって出費の痛みを増やせばいい?車のガソリンタンクを 小さくします。

では ガソリンへの出費の痛みをより感じさせるためにはどうすればいい?銀行の預金残高を減らします。 痛みを大きくするもう一つの方法は例えば 運転中にどんどん課金してアクセルを強く踏むと 支払い額が増えるようにしたら どうだろう。 例えば 家の電気の消費量はどれくらいかと聞かれてもすぐには 答えられないだろう?理由は 電気代は出費の痛みが小さいからだ。 支払いは 全て君が行うが最後の日 きれいな夕日が見える浜辺にいると仮定してくれ。

理想的な ポイント制度とはどんなものだろう?何か 基本原則はあると思う?利用期間が長い人ほど1回ごとに違う?なぜ お金をあげるのが一番じゃないのか?例えば 何かを買うと1%のポイントがつくとする。 さて それではどっちが より効果的だろうか?ガソリンに使える ポイントかマッサージに使える ポイントか。 ポイントというのは お金をいわば心の特別な財布に入れて贅沢な事にも使えるようにするものだといえる。 面白いのは時々 気まぐれのようにたくさん ポイントがもらえる場合がある事です。

ラスベガスにとって理想的な客の行動とは?1時間ごとにお金を チップに換える事?違う。 「これは ラスベガス用のお金だからなくなっても全く問題ない」と。 ラスベガスで大事なのは 引き際だ。 例えば 君たちに10年間有効の ネット通販サイトの商品券をあげたとしよう。 14年前のボストンに住んでいて毎日 ファストフードで コーヒーを買っている自分を想像してほしい。 次に 用紙に書かれたパソコン周辺機器やチョコレートなどの品々の横にも72と書いてもらった。 最高額での入札者がお金を支払って商品を持ち帰った。

ちなみに コンサルタントや弁護士の報酬が時給制なのはこのためかもしれない。 普通 私たちは何かの価値を評価する時アイデアの すばらしさとかを重視するがその評価が難しいケースでは 汗の量努力で判断するという事だ。 その観点から言うと私が気に入っているのは「カヤック」という ウェブサイトだ。 「現在 ユナイテッド航空とアメリカン航空の便を探しています」とか表示が出てくる。 人々は 自分のために アルゴリズムが頑張ってくれていると思って喜ぶ。