地球ドラマチック「飛行マシンで大空へ」

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この番組のまとめ

多くの場合飛行時間が非常に短いのです。 ワシントンでのデモ飛行に用いられたのは伝説的なパイロットビル・スーターの記録には及びません。 1964年から2012年までほぼ半世紀の間にビル・スーターが1960年代に使用したマシンの1つは歴史的な資料としてスミソニアン国立航空宇宙博物館に展示されています。 基本的な作りはマコンバーたちのジェットパックと同じです。 以前より素材が軽量になった現代のマシン ジェットパックも飛行時間を延ばすには至っていません。

ジェットパックもロケットベルトも燃料は共に過酸化水素です。 毒性の強いロケット燃料は人が背負って飛ぶのには向きません。 過酸化水素は比較的人体に安全な燃料です。 高い濃度の過酸化水素が直接 有機体に触れると現時点では ジェットパックに最適の燃料といえる過酸化水素。 過酸化水素の燃料は恐ろしく値段が高いんです。 新たな燃料開発には技術革新が必要です。 ロケットの燃料は スペースシャトルのものとほぼ同じです。 固体燃料で燃料と酸化剤が一緒に入っています。 固体燃料のロケットは比較的 構造が単純です。

アメリカの宇宙飛行士は動きを制御するためにロケットエンジンのついた小型の装置を持っていました。 使えるのはロケットエンジンだけなのです。 1970年代 NASAはロケットエンジンを用いた着用型の「有人飛行ユニット」を開発。 数百時間に及ぶ訓練をへて宇宙飛行士たちはスペースシャトル チャレンジャーで宇宙へ飛び立ちました。 あれは私にとって初めての宇宙飛行でした。 人類史上初の命綱なしの宇宙遊泳でした。 有人飛行ユニットの重量は150キロもあります。

有人飛行ユニットを着用し命綱なしで宇宙空間に出たのはこれまでに僅か8人だけです。 有人飛行ユニットは現在更なる改良が進められています。 今後 小惑星の周囲でさまざまなミッションを行うためには自由に動く事のできる飛行ユニットが必要となります。 スイスのイブ・ロッシーは独自のマシンでジェットエンジンによる飛行を追及し始めました。 マコンバーたちのジェットパックも今は まだ30秒ほどしか飛行できません。 マコンバーたちは まもなくニュージーランドのスカイタワーでジェットパックの飛行世界記録に挑もうとしています。