マリモは なぜどのようにして丸くなるのか?今回 特別保護地区で許可を得てマリモの詳しい調査を行いました。 実際に 阿寒湖にも量が多くはありませんが丸くないマリモがあるんですよ。 え~!こうやって湖を漂っている浮遊型マリモなんていうのがあるんですよ。 こんなマリモですが実は 世界中に分布しています。 世界中にいるんですか?ただし…という事で 阿寒湖のマリモは特別天然記念物に指定されてると。 マリモは藻なので光合成をして成長しますよね。
世界で唯一 大きな球体になる阿寒湖のマリモ。 阿寒湖で マリモの調査や保護活動に当たってきたその地形ですとか それからそこからもたらされる湧き水ですとかそれから 風ですとかさまざまな環境条件がマリモの球形化に関係している事が分かってきました。 一つ一つの条件は決して珍しいものではないんですがそれがこう幾層にも重なるようにして初めて マリモの生育場所が作られてくるという訳です。 これは 夏場マリモの表面を別な種類のシオグサの仲間なんですが…覆ってる様子ですね。
今 我々の後ろには マリモの群生地が再現されてるんですがこれ ご覧頂くと3層ぐらいになってるんですよ。 ところが おととし 群生地の存続が危ぶまれるような事態が起きてしまったんです!えっ 何ですか?大型の低気圧が 北海道を直撃。 ところが直径が大きくなるという事も非常に大事なんですけれどもう一つ大きなマリモは中心から枯れて空洞が出来てきますから。 この映像は大きなマリモを切った時の断面なんですけれど空洞が大きく広がっている様子が分かります。 浅瀬のマリモは ハクチョウたちの格好の餌になってしまいます。