日本の話芸 落語「初天神」

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この番組のまとめ

まぁ 今日は 子供のねたという事でございますがね家は もう子育てを卒業致しまして2人とも 社会人になりました。 けど 母親は やっぱり子供の成長の事も考えましていわゆる 根菜ですなゴンボウであるとかレンコンであるとか 大根 人参とちょっと かしわと コンニャクを炊き合わせたようなやつのお菜やったんですな。

「あんたそらぁ 何を言いなはんねん?男の子 男親 梃子に合わなんだら誰が育てまんの?「『まさか 他所さんの子やおますまい?』。 「一緒に 行ってやんなはれ」。 「私ゃ 行かん」と「一緒に行きなはれや」「行かん」ともめておりますところへ帰って参りましたのが寅ちゃんでございますな。 チャイルド・オブ・タイガーでございますがな。 夫婦喧嘩犬も食わんっちゅうねんなやめ…。 ほな 僕 もう一遍表で遊んでくるさかいな仲直りに 一遍 寝え」。

で しばらくしたら おかんが『ほれ 見てみなはれあんたが こんな物 飲め 飲め言うさかいに 何や 胸の辺りがドキドキ ドキドキしてきたわ』言うたら お父っつぁんが『胸の辺りって どこえぇな?』言うたら お母ちゃんが「天神さん 連れてったる帰ってこ~い」。 「そんな 殺生やで今 おっちゃんの胸の辺りがドキドキ ドキドキして。 そんな所 行た事 あんのんか?」「お父っつぁんとな正月明け戎さん お参りした帰りミナミまで帰ってきたらなお父っつぁんがクルッと 背中 向けて難波新地のほうへ行くねん。

「なら お父っつぁんが二階でな お話してる間に最前の姐貴のおばはんっちゅうのがな引き出し 開けて 『坊。 これ食べて 待ってなはれ』て紙に包んだ物 くれはって『何 くれはったんかな』と思て開けてみたら金平糖や。

ほんまに もう ある事 ない事ベラベラ ベラベラ 喋りやがって」。 「お父っつぁん いつもな天神さん 行く時『大川へ放り込む大川へ放り込む』 言うけどなそんな事 でけんように思うわ」。 「カッパが居るわ カッパが」。 「カッパ?カッパいうたらな キュウリの取れる夏が旬やで」。 「サーカス団の人買いて 今日日寄席に来る人しか分かれへんでしょうに」。 「あのなお父っつぁん 今はな人身売買禁止法っちゅうてな法律が許さん」。

「お前らな子供 袋ぐち 食うやろ?腸まんっちゅう病気になるさかい 毒や」。 「ほな お父っつぁん その…あっ リンゴ…リンゴの横の リンゴ飴 買うて。 リンゴ飴 買うて」。 「リンゴ飴?50銭? 猛毒や」。 ペチョ ペチョ ペチョ ペチョ。 ペチョ ペチョ ペチョ ペチョ ペチョ。 「噛んだらあかん 口の中でロレロレ ロレロレ ロレロレ ロレロレして甘い汁が出てきたら吸うてたらええねん」。 「口の中で ロレロレ ロレロレ ロレロレする」。

ズル~ッ チャッ ズル〜ッ チャッ。 ズル~ッ チャッ ズル〜ッ チャッ。 キラキラ キラキラ 光ってるがな ホコリが。 ズル~ッ チャッ ズル〜ッ チャッ ズル〜ッ。 ボウボウ ボウボウ髭 生やしやがって お前顔から 髭が出てんねやあるかお前 髭から 顔が出てんねや。 ズル~ッ チャッ ズル〜ッ チャッ ズル〜ッズルズル~ッ チャッ。 「な? ここら 掃除しぃやキラキラ キラキラ 光ったあんでな。 ズル~ッ チャッ ズル〜ッ。 ズル~ッ チャッ ズル〜ッ。

「ええ?凧揚げ? こんな混んでる日に凧 持っていたら破れるやないか」。 東京がJOAKで大阪がJOBKでございますかね。 大阪人 そんな事ちょっとも 思てまへんね。 「ジャパン 大阪 馬場町の角や」思てます。 お父っつぁん 昔から 凧揚げ一番 うまいねん。 大人だてら 往来の真ん中で凧揚げ さらしやがって。 大人げなく 往来の真ん中で凧揚げ して すんまへんな。 「せやろ お父っつぁん小さい時分から 凧揚げ負けた事 なかってん。 お前ら 凧揚げ 知らんやろ。