心理学の常識を超えたその教えは第一次大戦後のヨーロッパやアメリカで大きな反響を呼びました。 今月の名著は そのアドラーの代表作「人生の意味の心理学」。 そのアドラーの心理学を アドラー心理学というふうに言うんですけれども本人 アドラーさんは「個人心理学」というふうに言ってるんですね。 ところが アドラー心理学はそういうタイプ分けはしないです。
でも そういう 持って生まれた弱さというものを自分も サーカスの芸人さんたちも克服してるという事を見て僕らの 笑いをやる仕事の仲間たち一昔前はクラスの人気者がそのまま自分の この人気はどれだけ通じるのかっていってこの 笑いの表現の世界に入ってくるんですけど今現在は どっちかというと クラスにうまく なじめてないやつがそんなはずはないとか もしくは自分が クラスのみんなと見えてるものが違うという事に対する 孤独からスタートしてこの世界に入ってくる人が すごく多いんです。
しかし アドラーは過去の経験が 今の自分の生を決定しているのではなくて我々が 過去の経験に どのような意味を与えるかによって自分の生を決定してるというふうに考えました。 自分が 過去に起きた出来事を「あれは不幸だった」って思っちゃったらそれは トラウマでいいんじゃない。