地球ドラマチック「巨大昆虫はなぜ絶滅したのか」

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この番組のまとめ

しかし これらの巨大昆虫やその仲間たちはやがて小型化するか絶滅しました。 巨大昆虫も姿を消しました。 科学者たちは巨大昆虫絶滅の謎を解き明かそうとしています。 巨大昆虫を食べる生物は確かにいましたがそれが絶滅の決定的要因だとは断言できません。 巨大昆虫の絶滅の謎に迫ろうとしています。 メガネウラは すぐれたハンターで獲物になった昆虫もかなり大きなものでした。 コマントリーでは他にも巨大昆虫の化石が数多く見つかっていますがメガネウラの化石は5つだけです。

巨大な脊椎動物である恐竜がいた時代でも昆虫の大きさは酸素濃度と関係があるという仮説は20世紀の初めから唱えられていました。 消化器官の中の泡が頭の方へ向かって進み酸素濃度が高い石炭紀の空気を吸い込んでいたのでしょう。 1977年 節足動物アースロプレウラの化石がフランスのオータンで見つかりました。 大気中にはアースロプレウラが生きていくのに十分な酸素もありました。 アースロプレウラは植物食ですがペルム紀の初期にはまだ植物の種類も量も豊富でした。

かつては酸素濃度の低下によって巨大昆虫は全て絶滅したと考えられていました。 巨大なものから小さなものまでさまざまな種類のメガネウラが栄えていました。 絶滅する一方でメガネウラはペルム紀も生き残り沼地の食物連鎖の頂点に君臨しました。 両生類のディプロカウルスはメガネウラに気付かれないようできるだけ水中を進みます。 しかしメガネウラはすぐれた視力によって水中にいる獲物の存在も感知します。 しかし共通の獲物である昆虫パレオディクティオプテラをめぐってメガネウラのライバルになりました。

2012年アメリカの古生物学者が巨大昆虫の絶滅についてある仮説を発表しました。 鳥の祖先の出現は翼竜と同様巨大昆虫に影響を与えたはずです。 巨大昆虫絶滅の最後の手がかりはアンキオルニスの発掘地点に近い場所で見つかりました。 古植物学者の孫革が発見したその植物は巨大昆虫の絶滅に意外な影響を及ぼしたと考えられています。 孫革によるとアルカエフルクトゥスは水生植物で被子植物は急速に広がり今とあまり変わらない森を作るようになりました。